ワタシタチ。2
光
くだけそう 砕けて何にも無くなりそう
この3年間ひとりでずっと気を張って生きてきた
失うものもない
かなしくてなみだがでてきた
明日の仕事は今までで一番行きたくない
夜な夜な一人で泣いている
かっこわるい
今は心が脆い
朝が来てほしくない
私には何もない
何か持っていないと不安で仕方ない
何か持っていたときは一度もない
ただ生きるなんて出来ない
そんな前だけ見ていられる人間ではない
本当の自分はそんな感じ
だけどあの子は違う
私の中のもうひとりの姿だから
その子は前しか向かない
弱音も吐かない
私のなりたい女の子像が彼女
だから諦めない
時の流れは希望
爪先に宿る光を朝陽に照らして大きく深呼吸
いつの間にか気分の上がることを考えている
ほらね、もう大丈夫
明日も生きたい
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