HAPPY BLUE SKY 婚約時代B版 (投稿し忘れ)
(1)
枕元のアラームが鳴った。私は顔をしかめながら、手を伸ばしアラームを止めた。止めた同時に隣のリビングから、ケージを前足で叩く音がした。
「はいはい!起きますよん。朝の散歩でしょ!コタロウ」
私の声にコタロウはまた前足でケージを叩いた。喜びの叩きか?
「コタロウ!ご飯だよ!」
私の声にコタロウは一目散にキッチンに走って来た。おなかが空いてるのか、瞳をキラキラさせて、【マテ】をしている。
「うんうん。いい子!どうぞ」
コタロウは専用皿に顔を突っ込むようにして、ガツガツ食べ始めた。
「今日も元気一杯でよろしい!私も元気で働かなくっちゃね」
私はカウンターの上にあるフォトスタンドに向かってウインクした。
そのフォトスタンドには、クゥと私‥クゥの腕に抱かれたコタロウが写っていた。クゥは只今、海外公務中でN国にはいなかった。
10月から防衛大の教授とプロジェクトチームで欧米諸国の防衛大に出向いていた。帰国するのは12月半ばになるそうだ。クゥがN国にいないのは寂しいが、諜報活動の公務ではない。元部下の私から見て、生命の危険性もナイ(たぶん諜報活動よりはリスクはナイかと思う)し また、今はインターネットと言う通信手段がある。ウェブを利用して、画面でクゥの顔も見れるし、話しもできる。連絡を取ろうと思えば取れる状態だ。
出勤までにまだ30分あった。コタロウの朝ご飯も終わり、しばしコタロウとのスキンシップだ。コタロウは生後7か月になっていた。またこのコタロウはレギュラーサイズではなく、頭一つ分背が高く前足も長かった。私の膝の上でお座りされると、コタロウの頭がちょうど私の顔の辺りにきて息苦しい時がある。でもそれでもかわいいから、コタロウを軽く抱きしめてしまう。
「コタロウ‥今日もお利口にしててね。お仕事が終わったら速攻で帰って来るよ。今日はね‥ウフフ」
私はコタロウの頭をなでながら、フォトスタンドを見た。コタロウはわかったのか、尻尾を振った。
「うん。クゥパパからスカプー入るんだよ。1週間に1回のお話タイムだよ。後1ヶ国で1度戻って来るんだって。クゥパパが行ってからもう1ヶ月半だよね。コタロウのこんなデカイ姿見て、驚くんじゃない?画面と実物は違うよね?ママ(一美のこと)も変身したよね?驚くかな?」
私はコタロウ相手に何を言ってるのか?(*^_^*)
「さて、ママは行ってきますよん。」
コタロウは私の膝から飛び降りて、リュックサックを口にくわえて玄関まで持って来てくれた。
「うん。ありがとう!行ってきますぅ。コタロウ」
コタロウの頭をなでて、私は玄関のドアを閉めた。
枕元のアラームが鳴った。私は顔をしかめながら、手を伸ばしアラームを止めた。止めた同時に隣のリビングから、ケージを前足で叩く音がした。
「はいはい!起きますよん。朝の散歩でしょ!コタロウ」
私の声にコタロウはまた前足でケージを叩いた。喜びの叩きか?
「コタロウ!ご飯だよ!」
私の声にコタロウは一目散にキッチンに走って来た。おなかが空いてるのか、瞳をキラキラさせて、【マテ】をしている。
「うんうん。いい子!どうぞ」
コタロウは専用皿に顔を突っ込むようにして、ガツガツ食べ始めた。
「今日も元気一杯でよろしい!私も元気で働かなくっちゃね」
私はカウンターの上にあるフォトスタンドに向かってウインクした。
そのフォトスタンドには、クゥと私‥クゥの腕に抱かれたコタロウが写っていた。クゥは只今、海外公務中でN国にはいなかった。
10月から防衛大の教授とプロジェクトチームで欧米諸国の防衛大に出向いていた。帰国するのは12月半ばになるそうだ。クゥがN国にいないのは寂しいが、諜報活動の公務ではない。元部下の私から見て、生命の危険性もナイ(たぶん諜報活動よりはリスクはナイかと思う)し また、今はインターネットと言う通信手段がある。ウェブを利用して、画面でクゥの顔も見れるし、話しもできる。連絡を取ろうと思えば取れる状態だ。
出勤までにまだ30分あった。コタロウの朝ご飯も終わり、しばしコタロウとのスキンシップだ。コタロウは生後7か月になっていた。またこのコタロウはレギュラーサイズではなく、頭一つ分背が高く前足も長かった。私の膝の上でお座りされると、コタロウの頭がちょうど私の顔の辺りにきて息苦しい時がある。でもそれでもかわいいから、コタロウを軽く抱きしめてしまう。
「コタロウ‥今日もお利口にしててね。お仕事が終わったら速攻で帰って来るよ。今日はね‥ウフフ」
私はコタロウの頭をなでながら、フォトスタンドを見た。コタロウはわかったのか、尻尾を振った。
「うん。クゥパパからスカプー入るんだよ。1週間に1回のお話タイムだよ。後1ヶ国で1度戻って来るんだって。クゥパパが行ってからもう1ヶ月半だよね。コタロウのこんなデカイ姿見て、驚くんじゃない?画面と実物は違うよね?ママ(一美のこと)も変身したよね?驚くかな?」
私はコタロウ相手に何を言ってるのか?(*^_^*)
「さて、ママは行ってきますよん。」
コタロウは私の膝から飛び降りて、リュックサックを口にくわえて玄関まで持って来てくれた。
「うん。ありがとう!行ってきますぅ。コタロウ」
コタロウの頭をなでて、私は玄関のドアを閉めた。
作品名:HAPPY BLUE SKY 婚約時代B版 (投稿し忘れ) 作家名:楓 美風