小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

HAPPY BLUE SKY 後編5-2

INDEX|3ページ/12ページ|

次のページ前のページ
 

リフレッシュも兼ねてる?



少佐は言葉通りに実行した。
2泊3日の小旅行だと言うのに、少佐はお得意の【タイムスケジュール】を作成し、私を連れて別荘内外で遊んだ。着いた日は荷物を置いたら、すぐに出かけようと言う。
どこに行くのだ?

「キ‥キャァ!」私は声を上げた。
別荘の近くに釣りができる渓流があった。少佐は管理人さんのメリーシャトルさんに釣り用具を一式借りて、渓流釣りに行ったのだ。また‥ワザとだと思う。私の苦手なエリアを手のひらに取って見せるんだ。魚を誘き寄せる(おびきよせる)餌を‥
「ふっしぎだよな!そのナリで180cmクラスの男を一撃し、凄んでゲロさせるのに。何でこんなモノが怖いんだ?カッジュ‥見てみろよ!かわいいぜぇ‥ほら!」

またその手の中の物を、私に近づけてくる。私は声を上げて逃げ回る。またそれを少佐が楽しそうに追っかけて来るのだ。あの人サドなの?私がフクれると‥急いでご機嫌を取ってくる。また‥ここはC国のマンションではない。人目もない‥少佐は堂々と私の肩を抱き寄せて、私の頬に軽くキスするのだ。
「そんな怒るなよ!逃げ回るカッジュがかわいくて、ツイやっちゃったんだよ」
「か‥かわいい?ツイ‥やったぁ?」
私の右手がワナると、今度は私を腕の中に抱きしめるのだ。また‥私が赤面しそうなセリフを言うのだ。10歳年上だからって、余裕なワケ?

「おまえの考えている事ぐらいお見通しだぜ!そういうヤツはな‥こうしてやる」
「な‥何するんですかっ!キャァ‥」
少佐は私を肩に担いで歩き出した。

「や‥やめてぇ!レディを肩に担いでいいと思ってるんですか?」
「レディ?誰がレディだ。レディが買い食いするか?先輩をイジめるのかな」
「し‥少佐ッ!調子コイてます?すっごく」
「うん。カッジュ流で言うとな!ったく‥このジャジャ馬はさ。俺がそばにいないと、パワー全開でやってんだろう。TOPの言う事は【はいはい】って適当に聞いて。俺は聞いたぜ!この前の捕り物の時に、おまえ1発のオーダーを3発殴ったそうだな。相手のヤローは泡吹いて失神したそうじゃないか」
「あ‥アレは向こうが悪いんです。ガキって言ったし、オンナのくせにって言ったもん。だから1発に見せかけて3発‥‥イタァァ!」
少佐は私を担いだまま、私のオシリを2発叩いたのだ。あの大きな手で!!
作品名:HAPPY BLUE SKY 後編5-2 作家名:楓 美風