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HAPPY BLUE SKY 後編4

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俺はドアを開けて、また瞬間フリーズしてしまった。4時間前のカッジュの姿ではなかった。肩まであったセミロングの髪にパーマをかけ、服はイエローのニット・アンサンブルとグレーのフレアースカートを履いていたカッジュだった。また‥あれはカラータイツか?ネイビーブルーのタイツを履いていた。いかにも‥新妻風のカッコのカッジュだった。

「似合いませんか?アンヌ秘書様から、新妻風のカッコしなさいって、メールに書いてあったんで。カッジュは地味系だから華やかに装いなさいって!」
俺は首を左右に軽く振った。
「‥ビックリした。でも‥」
「でも‥やっぱ似合わないですかね?キ‥キャ!」

私は少佐の腕に抱き上げられた。少佐は笑いながら言った。
「キレイだ!!カッジュはイエローもよく似合うんだな。ライトブルーもよく似合うけどさ!ヘアスタイルもグッドだ!パーマヘアーのカッジュも良いな!ッハッハ‥俺【偽夫婦】生活すごく楽しみになって来たぜ!」
「あ‥ありがとうございます。し‥少佐‥その‥下してもらえません?スカートが」
「す‥すまん。下します」
少佐は私を抱きあげたまま、軽く頭を下げて謝った。

俺はダイニングテーブルの椅子に座って、カッジュが買ってきた雑誌を見ていた。俺が好きなコンピューター系統の雑誌だ。また、仕事の予備知識として数冊の書籍も買ってきてくれた。またカッジュは、食料も買ってきて調理している。また‥美味そうな匂いがする。俺の視線に気づいたのか‥

「もうすぐ‥できますよ。ポークソテーお好きでしたよね?後、シーザーサラダとオニオンスープと冷凍クロワッサンをオーブンで焼きますね」
「うん。俺の好きなモノばっかりだ。ありがとうな!カッジュ‥いや‥ミサ」
「はい‥ドーリーさん」
俺達はお互いの顔を見て笑った。

【その5】に続きます。
任務の為とはいえ、偽夫婦生活を送る事になった少佐とカッジュです。















作品名:HAPPY BLUE SKY 後編4 作家名:楓 美風