HAPPY BLUE SKY 後編3
カッジュは俺の背中を抱きしめてくれた。そして、俺の胸に顔をつけて言った。
「私はこんなシーン初めてです。24歳になって、告白されたもの。自分でアクションしたのも。私も少佐が好きでした‥訓練生時代から。もう‥言いませんよ。私の性格わかってますよね?ボスぅ」
「うん。その答えだけで、俺は充分嬉しいです。この公務が終わったら、デートしてくれ。正式にお誘いしますから」
「はい‥待ってます。楽しみにしています」
「記念すべきステディ初日‥これだけはさせて下さい。いいですか?」
私は少佐の胸の中でうなづいた。少佐の指が私の顔を軽く持ち上げた‥
「よろしくな。10歳年上のオジさん彼氏だけど」
「はい。10歳年下のガキんちょ・彼女ですけど‥よろしくです」
俺とカッジュは、唇を合わせた。
【その4】に続きます。
作品名:HAPPY BLUE SKY 後編3 作家名:楓 美風