HAPPY BLUE SKY
プロローグ
授業開始の予鈴チャイムが鳴った。
私は自分の腕時計を見て大きく手足を伸ばした。
芝生の上に寝転んでいた私は‥
「うぅーん!さぁて‥起きるか」勢いよく起き上がった。
起き上がった時に背中から声が聞こえた。クラスメイトの声だった‥
「カッジュ!先生が探してたぜ‥授業が終わったら部屋に出頭しろって」
「はーいよぉ」私は後ろ向きに手を振った。
本編に入る前に、私の事を話しておこう。
私の名前は‥立野一美(たてのかずみ)22歳 元警察官 少年課巡査
18歳で某警察学校を卒業し、Y県警に少年課に配属になった。
それから3年間‥一生懸命私なりに働いたが。
過去に心に深い傷を受けてしまった私はまた深く傷ついてしまった。
もうこの深い傷を癒すことができないと思っていた。
でも‥ある人の出逢いが私の心の傷を癒してくれて。
また私を再生してくれたのだ。
作品名:HAPPY BLUE SKY 作家名:楓 美風