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CROSS 第4話 『嫌な任務』

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第2章 今夜の予定



 「慰安所」は、戦争中に敵国の国民に対して、強姦を働く
兵士が激増したため、軍法会議で強姦を重罪にするかわりに
、軍が各地に設置した。もちろん「慰安所」の設置に関し、
「女性軍人の会」から猛抗議を受けた。そのため、慰安所に
女性向けのコースも充実させたところ抗議は止み、この問題
は一応解決した。慰安所には、戦闘能力や特殊な技能が無い
ゲームや漫画などの中の男女のキャラが働いている。そこで
働く男女は独自の組合に作っている。ストライキを起こされ
たら、いろいろと大変なことになるため、人権は十分に保障
されている。 (ちなみに、作者は金目当ての風俗が嫌いで
ある。)

「わかったよ。時間が空いてればな」
「じゃあ、予約しておきますね♪」
「やれやれ、おまえと寝る男はかわいそうだな……」
「何か言いましたか?」
佐世保がにらむ。
「なんでもない。それじゃ、俺は司令官に会ってくる」
「はやくすませてね」

 そして、山口少佐は食堂を出て、山口たちの司令官がいる
司令部に向かった。司令部までは、基地内を巡行している一
両編成の無人式のモノレールで移動した。しばらく乗ってい
ると、
「司令部でございます」
というボーカロイドの声が流れ、モノレールは、司令部のエ
ントランスへと通じる小さな駅に停まった。山口はモノレー
ルを降り、無機質な外見をしている司令部に入った。

 司令部のエントランスは、無機質な造りで、床は冷たそう
な大理石だった。人はそれほど多くなかったが少し忙しそう
だった。無理もない、山口たちがいる日本軍はあちこちで、
戦争をしたり、紛争に介入したりしているからだ。
 山口は、忙しそうにエントランスを早歩きで歩く人々を避
けながら、エントランスの真ん中にある受付に行った。受付
には、、マニュアル的な笑顔をしている女性がいた。