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ネットラブ…して変わった私

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思わぬ結末‥その4



どういうこと?
夫が話している言葉が理解できない私だった。
「だから‥偶然だったんだ。アバター対抗のゲームで対戦相手が、君の仲良くしているたっくーさんだったんだ。最初はわからなかったけど。たっくーさんと話している内に、美菜子の言ってるたっくーさんだって‥わかったんだ。」
「それで‥私の事を聞いたの?」
夫は片手で眉間の間を掻きだした、これは話をどう切り出そうか迷っている時にでる癖だ。

「ううん。俺からは聞かなかった。たっくーさんから話してくれたんだ。サイトの中に彼女がいるって。仮想世界だからアバターだけの彼女しから知らないって言ってた」
そうだよね。ネットの世界で「彼女」だとしても‥個人情報はメルアドしか知らないよね。私はたっくーにはPCのメルアドしか教えていなかったから。

「たっくーさん俺に話したんだ。その彼女ともうすぐ別れなきゃいけないって。ソレを彼女になかなか言えないって。それでさ‥仲良くなった俺に頼みがあるって。たっくーさん心配してたよ。みなぴーのネット依存症の事‥」

たっくーが‥そこまで心配してくれてたなんて、私は思いもしなかった。
たっくーとチャットしたりゲームしたり、楽しい一時を過ごしたが。男も女もそうだけど、飽きたら別の友達を探し、また同じように楽しい一時を過ごす。それの繰り返しだ‥ネットの世界の友達って。私は最初はそれが寂しいと思ってたが、そういう事にも段々慣れてきたのだ。だから‥たっくーも一緒だと思った。夫からこの事を聞くまでは‥
「そうなんだ‥たっくー心配してくれてたんだ。それでたっくーの頼みって何?その事とあなたが変わった事に関わりがあるの?」夫は軽くうなづいた。