ネットラブ…して変わった私
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一番驚いてるのは自分だ。2ヶ月前の私は顔は浮腫み‥ボサボサの頭をバレッタでとめて。服はいつも同じパターンだった。ラクなモノ志向で‥出かけるときはソレに上着を羽織る。
今じゃ‥ありえない話だ。この頃は服を着替えて、ほんのりメイクもしている私だ。
またハヤトとも「チャット」をしていて、お互いに現状報告をしている。ハヤトも私ほどではないが、ウェイトも落ち体が軽くなったと言う。
「みなぴー!そんなにウェイト落ちたの?俺‥負けちゃったよ!」
「自分でもビックリだよ!結婚前より軽くなっちゃったの‥今日はね」
私はハヤトに‥今日の出来事を話した。
「ウィークインクローゼットの中で、1人ファッションショーを開催した気分はどうだった?みなぴーさん」アバターのハヤトが笑いながらしゃべった。
「最高だよ!メチャ気分が良かったわ!ハヤトもすれば?それとも2人でご対面ゴッコするぅ?」私は軽い気持ちで言った。
その時だった。ハヤトのアバターが動きを静止したのだ‥
「ハ・ヤ・ト‥どーしたの?」私はアバターのハヤトに話しかけた。
「ごめん‥俺もうオチるわ」ハヤトのアバターは頭をかきながら言った。
「エ‥エェ‥ハヤト!私何かマズイ事言ったの?それとも気を悪くしたの?」
「ううん。そーじゃないんだ‥みなぴーは何も悪くないよ。じゃ」
ハヤトのアバターが消えた。
ハヤトがオチてから‥私はデスクに顔を突っ伏してつぶやいた。
「わ‥私のせいだ。ネットの世界だからって軽い気持ちで言っちゃったから。ハヤトが呆れたんだ‥怒ったんだ。もう‥ハヤトと話がデキないかも!そんなのイヤだ!!」
私は声を張り上げていた‥2Fで夫が寝ているのにもかかわらず‥
作品名:ネットラブ…して変わった私 作家名:楓 美風