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てっしゅう
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「歴女先生教えて~パート2」 第四十二話

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10月に入って学校では恒例の学園祭が行われることになった。
朋美と未海は家庭の事情から部活をやっていなかったので、見学する側になっていた。

颯真と佑太も呼ばれて顔を見せている。
久しぶりに四人は美穂と顔を合わせていた。

「先生、お久しぶりです」

最初に声をかけたのは颯真だった。

「颯真さん、こちらこそお久しぶりね。元気な顔が見れて嬉しいわ~
佑太さんも来てくれてありがとう」

ニコッと笑いながら、「ハイ」と返事をした。
占いの同好会が手相を見てくれるという露店を出していたので、四人は座って順番に見てもらうことにした。

「いらっしゃいませ~アッ、美穂先生も見ますか?」

「私は最後でいいわ。まずは生徒たちから見てあげて」

朋美が最初に右手を差し出した。
虫眼鏡で覗きながら、何やら参考書をチラ見して、答える。

「朋美さんは、少し神経質だと思います。自分から言い出せなくて我慢して、爆発させるタイプです」

「ええ~当たっている~ なんでわかるの?」

「おまかせください。何でも解ります」

「本当かなあ~ハハハ」

続いて未海が手を差し出す。

「未海さんは大らかですね。それに細かいことは気にしないタイプです。それと、薬指が人差し指より長いので・・・そのう・・・ええ?先輩言っていいですか?」

「何聞いているの。自分で答えなさい」

そう先輩に言われると、少しテレ顔で言った。

「薬指が長い人は恋愛に積極的なんです。つまり・・・エッチ好き」

「ええ~?そんなこと言わないで~」

恥ずかしいけど当たっていると感じた。手をたたいて佑太が笑っている。

「佑太さんったら、もう~」

「いいじゃないの。仲が良いという事なんだから」

朋美がそう言うと、

「あなたたちだって仲いいじゃないの」

颯真は真面目な性格で曲がったことが嫌いなタイプと言われた。
佑太は男らしいけど、いい加減な態度で振る舞うことがあると言われた。
これまたどちらもピッタリと的中している。
生徒の占いと言って侮れないと美穂は思った。