遅くない、スタートライン 第2章
プロローグ
私は樹 美裕(いつきみひろ)ある本に出会い、
その日を境に少しずつだが、前に歩き出した。
今日もいい天気だ。私は玄関のドアを出るときに、空を見上げた。
5月の太陽の日差しは、まだ夏ほど強くなく柔らかい感じがする。
キャップのつばを手で軽く直し…
「行ってきます!」と家の中に向かって言い、ドアを閉めた。
歩いて3分のところに、最寄り駅に向かうバス停があった。
自転車で駅まで行ってもいいのだが、バスに乗って通学している。
通学ですよ!
さて、私はどこに行くのでしょうか?
作品名:遅くない、スタートライン 第2章 作家名:楓 美風