「歴女先生教えて~パート2」 第三十八話
世界史の中で日本の歴史を少し話していた美穂は、いかに日本という国が隣国の朝鮮半島や中国の隋・唐・宋に影響を受けていたのか生徒たちに知って欲しかった。
緊張する現在の半島状況や対中国との問題を考える上で、正しい歴史の知識を知るという事は大事なことだとも思えたからだ。
未海と朋美は美穂に招待され家に遊びに来ていた。
夏休みの旅行の結果やその後について聞きたいと思っていたからだ。
教師として、先輩女性として気になる事でもあった。
人に聞かれたくない内容も言えるからと、カフェやレストランではなく自宅で自前の手料理でランチタイムが始まった。
「先生ってお料理も上手なんですね~とっても感心しました」
「あら、朋ちゃんありがとう。母に教えてもらって作ったのよ。子供が出来てから子供のためにも手料理は大切なことだと思い始めたの」
学校では呼ばない親しみを込めた呼び方で、朋ちゃんと未海ちゃんと呼んでいた。
「未海はきっとお父さんに作っていたから上手だと思うけど、私はおばあちゃんの料理を食べているだけだから、ダメだわ~ちょっと勉強しないとって思います」
「そうね、女の子は料理が出来た方が良いよね。それは家族のためにも自分のためにもね」
「はい、心掛けます~ところで拓真さんはお仕事なんですか?」
「そう、彼は自動車販売会社に勤めているので、日曜日は仕事なのよ。順番でお休みの時もあるんだけど、今日は感謝デーとかで忙しいと話してた」
未海は気になっていたことを尋ねた。
「そうなんですか!そう言えば先生は素敵なお車お持ちですね?」
「ミニのことね?夫の親の会社で探してもらって買ったのよ。中古だったので安く買えたの」
「いいですね~そうだ、お父さん車を買い替えたいとか話していたから、是非旦那さんに一度ご相談させてください」
「ええ?そんなこと勝手に決めてもいいの?」
「お継母さんにはちゃんと話しておきますから」
「夫は喜ぶと思うわ~」
未海の父親は新しい妻に子供が生まれたら、今の車では不便だと考えていた。
チャイルドシートを取り付けて、妻と赤ん坊と娘が一緒に移動しやすいように、ミニバンを選択した。
もちろん拓真の勤め先でその車は納車された。
美穂は夫が居ないので遠慮なく話そうと、キャンプの夜のことを二人に聞いた。
「朋ちゃんも未海ちゃんも彼とは仲良く出来たんだよね?」
「はい、とっても」
未海が笑顔で返事したので朋美は僻みっぽく答える。
緊張する現在の半島状況や対中国との問題を考える上で、正しい歴史の知識を知るという事は大事なことだとも思えたからだ。
未海と朋美は美穂に招待され家に遊びに来ていた。
夏休みの旅行の結果やその後について聞きたいと思っていたからだ。
教師として、先輩女性として気になる事でもあった。
人に聞かれたくない内容も言えるからと、カフェやレストランではなく自宅で自前の手料理でランチタイムが始まった。
「先生ってお料理も上手なんですね~とっても感心しました」
「あら、朋ちゃんありがとう。母に教えてもらって作ったのよ。子供が出来てから子供のためにも手料理は大切なことだと思い始めたの」
学校では呼ばない親しみを込めた呼び方で、朋ちゃんと未海ちゃんと呼んでいた。
「未海はきっとお父さんに作っていたから上手だと思うけど、私はおばあちゃんの料理を食べているだけだから、ダメだわ~ちょっと勉強しないとって思います」
「そうね、女の子は料理が出来た方が良いよね。それは家族のためにも自分のためにもね」
「はい、心掛けます~ところで拓真さんはお仕事なんですか?」
「そう、彼は自動車販売会社に勤めているので、日曜日は仕事なのよ。順番でお休みの時もあるんだけど、今日は感謝デーとかで忙しいと話してた」
未海は気になっていたことを尋ねた。
「そうなんですか!そう言えば先生は素敵なお車お持ちですね?」
「ミニのことね?夫の親の会社で探してもらって買ったのよ。中古だったので安く買えたの」
「いいですね~そうだ、お父さん車を買い替えたいとか話していたから、是非旦那さんに一度ご相談させてください」
「ええ?そんなこと勝手に決めてもいいの?」
「お継母さんにはちゃんと話しておきますから」
「夫は喜ぶと思うわ~」
未海の父親は新しい妻に子供が生まれたら、今の車では不便だと考えていた。
チャイルドシートを取り付けて、妻と赤ん坊と娘が一緒に移動しやすいように、ミニバンを選択した。
もちろん拓真の勤め先でその車は納車された。
美穂は夫が居ないので遠慮なく話そうと、キャンプの夜のことを二人に聞いた。
「朋ちゃんも未海ちゃんも彼とは仲良く出来たんだよね?」
「はい、とっても」
未海が笑顔で返事したので朋美は僻みっぽく答える。
作品名:「歴女先生教えて~パート2」 第三十八話 作家名:てっしゅう