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普通の社会人
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駕与丁公園

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2016年4月7日、今日も午後から駕与丁公園へ向かうが、今日は朝からあいにくの雨。
しかも風まで強い。
強風の原因は春一番かなあとも思うのだが、何しろ朝から強い。
公園に到着し、車を降りて傘を差してみると、風で傘が持っていかれそうになる瞬間がある。
雨もやや強めで、おそらく靴が濡れるだろうなと思いトランクを探してみたが、長靴らしきものはない。
いつものジャージとトレーニング用スニーカーで歩くことにした。
今日の駕与丁公園は、人がほとんどいない。
1周してすれ違った人が2、3人だ。
平日でも100人から200人ほどすれ違うのであるが、さすがにこの天気では致し方ない。
人がいないので、いつもは素通りしているウォーキングコース周辺の施設にも寄り道してみることにした。
ウォーキングコースを3分の1ほど進むと、池と反対側にシニア健康器具コーナーがある。
遊具ならぬ健康器具が設置してあり、ぶら下がる棒や、腕を回す器具、バランス感覚を養う円盤など、シニアでなくとも試してみたくなる、興味深い健康器具がいくつかある。
健康器具コーナーの同じ丘に、都道府県の特産の木、おそらく県木が数十本植えてあり、都道府県名と樹の名前の立て札が添えてある。
さらにウォーキングコースを進んでいくと、バラ園コーナーがある。
きれいに手入れされてある花壇がいくつか設置してあったが、まだ花は咲いていなかった。
バラ園の丘には展望の丘と立て札のある小高い山状の丘があり、高さは2メートル以上あるようだ。
さらに丘を池のほうに歩いていくと、風車があり半分くらいの高さまで登れるように階段とスロープが舗装してある。
登ってみると、展望の丘よりも高く、見晴らしという観点から行くと、こちらの方が良いようだ。
またさらにウォーキングコースを進んでいくと、水上デッキが設置してある。
端から端までの歩くとおよそ2、3分、といった長さであるが、デッキの上は微妙に揺れるので、水が苦手な人には苦痛かもしれない。
揺れると言っても吊り橋ほどではなく、若干沈むぐらいなので、そこまで気にならない。
桜は強風と雨で大方散ってしまっていた。
散った花はウォーキングコースを覆っていて、水分を含んで足元を掬われる場面もあった。

作品名:駕与丁公園 作家名:普通の社会人