「歴女先生教えて~パート2」 第三十四話
美穂の授業が終わって、未海は朋美を誘った。
「ねえ?話したいことがあるんだけど、今度の日曜日に遊びに行ってもいい?」
「うん、もちろん。どうしたの?」
「その時に話すね」
朋美は何の話なんだろうかと聞きたかったがやめた。
日曜日になって未海はやって来た。
「こんにちは~未海です」
「あら、未海ちゃんいらっしゃい。二階にいるわよ、上がりなさい」
笑顔でおばあちゃんが出迎えた。
階段を駆け上がって未海の部屋に入った。
「あら?どうしたの、そんな恰好して」
「ゴメンなさいね、今シャワーを浴びてきたばかりだったの」
「運動か何かしていたの?」
「ううん、昨日風呂に入らずに寝てしまったから」
「じゃあ、ついさっきまで寝ていたって言うこと?」
「そう、三時まで起きていたから」
「何をしてたの?そんな時間まで?」
「颯真とラインしてて・・・」
「へえ~仲が良いのね」
「彼の悩みを聞いていたから・・・」
「あら、深刻ね。私に言えることなの?」
「恥ずかしいから言えない。彼に悪いし」
「そう、じゃあいいよ。それよりね聞いてよ。お義母さんね、妊娠しているの」
「ええ?そう~、それってお目出度いことなんじゃないの?」
「確かにね、そうよ。考えたんだけど、お義母さんって身寄りが無いから、出産したら誰が世話するのかと言うと、私の役目なのよね」
「そうね、そうなるわよね。未海は嫌なの?」
「そういうわけじゃないけど、今まででも洗濯とか掃除や食事は作っていたからいいんだけど、お父さんと新しいお母さんの子供だから兄弟になるのよね。ちょっと複雑な気持ちがあって、お姉ちゃんとしてやってゆけるか心配なの」
「複雑な気持ち?血がつながっているから問題なんか無いんじゃないの?」
「そう言われるとそうなんだけど、お母さんの実家のおばあちゃんやおじいちゃんにはもう会いに行けないって考えたりする」
「そういう事ね。お義母さんに悪いって感じているのよね?」
「ねえ?話したいことがあるんだけど、今度の日曜日に遊びに行ってもいい?」
「うん、もちろん。どうしたの?」
「その時に話すね」
朋美は何の話なんだろうかと聞きたかったがやめた。
日曜日になって未海はやって来た。
「こんにちは~未海です」
「あら、未海ちゃんいらっしゃい。二階にいるわよ、上がりなさい」
笑顔でおばあちゃんが出迎えた。
階段を駆け上がって未海の部屋に入った。
「あら?どうしたの、そんな恰好して」
「ゴメンなさいね、今シャワーを浴びてきたばかりだったの」
「運動か何かしていたの?」
「ううん、昨日風呂に入らずに寝てしまったから」
「じゃあ、ついさっきまで寝ていたって言うこと?」
「そう、三時まで起きていたから」
「何をしてたの?そんな時間まで?」
「颯真とラインしてて・・・」
「へえ~仲が良いのね」
「彼の悩みを聞いていたから・・・」
「あら、深刻ね。私に言えることなの?」
「恥ずかしいから言えない。彼に悪いし」
「そう、じゃあいいよ。それよりね聞いてよ。お義母さんね、妊娠しているの」
「ええ?そう~、それってお目出度いことなんじゃないの?」
「確かにね、そうよ。考えたんだけど、お義母さんって身寄りが無いから、出産したら誰が世話するのかと言うと、私の役目なのよね」
「そうね、そうなるわよね。未海は嫌なの?」
「そういうわけじゃないけど、今まででも洗濯とか掃除や食事は作っていたからいいんだけど、お父さんと新しいお母さんの子供だから兄弟になるのよね。ちょっと複雑な気持ちがあって、お姉ちゃんとしてやってゆけるか心配なの」
「複雑な気持ち?血がつながっているから問題なんか無いんじゃないの?」
「そう言われるとそうなんだけど、お母さんの実家のおばあちゃんやおじいちゃんにはもう会いに行けないって考えたりする」
「そういう事ね。お義母さんに悪いって感じているのよね?」
作品名:「歴女先生教えて~パート2」 第三十四話 作家名:てっしゅう