詩⑦
毎日一個ずつ 趣味が消えていく
カラオケ 料理 お菓子作り 外出
毎日一個ずつ 感情が消えていく
喜び 哀しみ 怒り 好き 嫌い
生きる屍なんて 少し厨二臭いかな
午後からのそりと起き出す
ぼんやりご飯食べて 義務感で外へ出る
帰って疲れて寝て 目が冴えたままの深夜
どれくらい続いただろう 沢山の苦しみ乗り越えた
開口一番 一人部屋で 「消えたい」なんて
本当は 誰より 生きたいくせに
義務感でいい 三大欲求 満たされなくていい
今はこの疲れ切ったすべてを癒す 休憩時間だ
悪いものが抜けていった頃 あの時辛かったって
冗談ぽく語れる時 必ず訪れるから
側に寄り添い続けてくれた人が 頷いてくれるから
空にだって 生きてるみたいに気分の変化あるだろう
晴れたかと思えば曇り 涙零し 発散する様に災害起こす
あなたが生きてさえいれば どんな谷も乗り越えられる
「絶対です」って永久保証付き 何だっていいから
信じてほしい 大丈夫 大丈夫
悩んだっていいんだ 誰か責めたっていい
お願いだから 閉じ込めないでほしい
頑張らなくていい 何もしなくていい
大丈夫 大丈夫だから
諦める事さえ 止めてしまわなければ
消えたいって思いは 生きたいの裏返しだから
忘れないで どうか忘れないで「大丈夫」を