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てっしゅう
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「歴女先生教えて~パート2」 第三十一話

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「日本に伝わっているのは大乗仏教ですから、いろんな宗派が出来たのですね?」

「そう、良く理解しているわね。中国に伝わった仏教経典からいろんな解釈をする宗派が生まれ、朝鮮半島の百済から日本へ平安時代に伝承されたという事ね。
仏教の究極の目的は、人間の苦悩を解決して仏陀(真理に目覚めた人)になることで、釈尊の入滅後、

①仏陀になれる時期
②仏陀に到達するための手段
③数多く(約3000経典)の経典の中でどれを中心にして教えを説くか、

の相違があり無数の宗派に分かれていったのよ。
代表的な会派だけでも十三あるわ」

「小学生のころ京都へ遊びに行った時に、帰りに比叡山に寄ってお参りしたことがありました。ここは日本の仏教の総本山なんですよね?」

「『鎌倉時代以降には、浄土念仏の法然上人、親鸞聖人、良忍上人、一遍上人、真盛上人、禅では臨済宗の栄西禅師、曹洞宗の道元禅師、法華経信仰の日蓮聖人など日本仏教各宗各派の祖師方を育みましたので、比叡山は日本仏教の母山と仰がれています』と比叡山延暦寺の歴史として説明されているわ。
1571年(元亀二年)織田信長に焼き討ちに遭い、殆どの堂塔伽藍が灰になった。その後秀吉や徳川家の天海大僧正などの尽力で復興された。
先生も訪れたことが何度かあるけど、荘厳な趣がする場所ね」

*中国では思想家孔子の「現世肯定」「高度成長礼賛」という教えや、それに反する墨子(ぼくし)の思想が起こりましたが、主流とはならず、広い国を文書行政で治めようと思ったら、法律に頼るしかないという発想のもとに、法家(ほうか)が主流となり、その法家を集大成した思想家が韓非(かんぴ)でした。儒教のそれまでの教え、「礼」を強化し矯正するという考えから、法に依って抑えるべしという主張でした。