詩⑥
君は何でもない風に笑って見せる
何回それに騙されそうになった事か
頑なに「大丈夫」って首を振るから
根負けしそうになるけど ただ君の側に居たいんだ
何でもないならそれでいい
辛い事があったなら 支えさせてほしい
男だ女だ 結局同じ人間なんだ僕ら
誰しもが悩みを抱えてるんだ
それに大小無けりゃ 情けないなんてこともない
君は嘘がとても下手だ ほら また引き攣ってる
泣きそうな顔で何も語らないから
どうしたらいいか分からなくなるけど
強く伝えたい 「一人じゃない」
君に関わる皆が 何かしたいと思ってる
抜け出せないなら 僕が抱き上げて 必ず助ける
約束するよ ヒーローみたいに 駆け付けるから
もっともっと僕を欲して そして頼って
押しつけがましいなあって思われたっていい
形振り構ってられない程 君が愛しいから
その存在が 生まれてきてくれたことが 僕の宝もんだ
ほら 語りだしたその唇が 耐えきれず震える
透き通った真っすぐな瞳から 雫が滑り落ちる
そんなに声を詰まらせて どれだけ抱え込んでたの
陳腐でくさい言葉しか捧げられない
だけど「一人じゃない」
本当にただその一言で十分なんだ
愚直に僕の想いを表してるんだ
そして「ありがとう」 そんなにも辛い事 受け止めさせてくれて