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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「歴女先生教えて~パート2」 第二十八話

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「お母さまは、お姉さんもだけど、あなたも十分に大人になったと感じられて、再婚に踏み切られたと思うわ。恋愛の話が出来たのですからね。お母さまのこれからの人生もあなたが全て助けてあげるという訳にはゆかないのだから、新しいお父様にお任せするという風に思って欲しいわ。娘としていずれ介護などで母親を世話する時が来るまでね」

「自分が大人にならないといけないという事ですよね?」

「そうよ、心も体もよ」

「体も・・・」

「颯真さんは素敵な男性よ。先生にはそう感じられる。夫も同じことを言っているから間違いないって思う。すべてを任せて今夜はあなたと彼の新しいスタートとなることを期待するわ」

「心配していた生理も遅れていて、今日には間に合いました。これも彼と私を祝福しているのだと考えます」

「そうよ、あなたらしくなったわ。未海さんも逞しい彼さんだから楽しみね」

「先生、それどういう意味ですか?」

「今に解るわよ、ハハハ~」

「なんか、やらしく聞こえます」

浴室は三人の笑い声が響いていた。
入浴を済ませて、朋美、未海、そして美穂はそれぞれの部屋に入っていった。

「生徒たちは大丈夫だったのか?」

夫の拓真がそう聞いてくれた。

「ええ、ちょっと複雑な事情で朋美さんが悩んでいたけど、もう大丈夫だと思うわ」

「美穂は先生として絶対の信頼があるんだな」

「ありがたいことだわ。彼女たちが今夜は女として目覚めると思うと、なにかこちらまでわくわくするの」

「キミは自分より人の幸せとか、想いとかを大切に感じられる性格だから立派だよ。おれは誇りに感じるよ」

「あなた・・・いつまでも愛してくれる?」

「ああ、もちろんだよ。美穂は?」

「あなたでないとダメ・・・ずっとついて行くわ」

アパートでの日々には無い高揚が二人を包む。初めての時のように拓真は求め、直ぐに果てた。朝が来るまで何度も何度も。