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股野 特大
股野 特大
novelistID. 38476
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私は夢見る夢子 エッチな夢を見る

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丸い石、細長い石、平べったい石、幾つかの石が微妙なバランスで見事に立っている。
どこでどうくっついているのか、魔法のような積み重ね具合だ。
「これって、おたく様が積まれたの?」

「そうです。いい具合に立っているでしょう」

「何か不思議ですね」

「アートなんですよ」

「アート?」どう見たって墓石の遊びにしか思えない。

「自然の中で遊ぶアート。最近、世界中で人気があるんですよ」

「世界中で・・?」

「ほら、これなんか重力無視みたいなバランスで立っているでしょ?」
そう言われればそうだ。なぜこれで石が立っているのかわからない。

「どんな石でも立ちますよ。石の気持ちになればね」

「石の気持ち?」

「そう、あなたもハイキングしてるから分かるでしょ。自然の気持ち」

「そう言われれば分かるかも・・」(わかってないけど・・・)

「自然と一体になって、こうやって石遊びすると心が癒やされるんですよ」

「へぇ~」

「やってみませんか?」

私は彼に促されてバランシングストーンというものに挑戦した。
ただの石遊びと思ってたが、これがなかなか面白い。
出来そうで出来ない、立ちそうで立たないのは夫のアレみたいだ。
丸い小石のコロコロも竿の下の玉のようで触ってて気持ちいい・・・あっ、いけない。
言っとくが私は好奇心旺盛だ。そしてエッチでスケベだ。

小栗旬似のイケメン彼は正面から私が股の間で積む石をじっと見ている。
・ ・・ほんとに石だけを見てるのよね・・・私の股間じゃないわよね・・・。
いけない変なこと妄想しちゃうから、石なんて積めない・・・。

「だぁ~~、ダメだ。むつかし~っ!」私はカワイコぶりっ子で積むのをあきらめた。

「大丈夫、大丈夫。石の心を感じて立たせるんですよ」

言ってることはカッコイイようで、どこか卑猥だ・・・
再度、言っとくが私は好奇心旺盛でエッチでスケベだ。

「いや~ん、むつかしい~~」また、松田セイコ風になってしまった。

どれどれ・・と言ってイケメン彼は私の背後に周り、覆いかぶさるようにして私の石積みを手伝った。
まるでこれは、映画ゴーストの陶芸作りの名場面じゃないか・・・。
アンチェインド・メロディが流れてきそうだ。
私はあそこがキュンとなった。
その石を支える彼の手が私の胸を掴み、揉みしだき・・・あぁ~~ん。。。
妄想したが無駄だった・・・。

彼はイラッときたのか私の下手さに位置を変え、今度は正面から自分で積み出した。
独りよがりの男・・・・。(勝手な妄想である・・)

私は彼が股の間で積む石をじっと眺めた。
石も丸いが彼の股間も丸みを帯びている。

「ほらっ立った・・・」静かに優しく言った彼の言葉にまた、あそこがキュンとした。

“あなたの立ったところも見てみたい・・・”
あくまでも言っておくが私は好奇心旺盛でエッチでスケベだ。

「今、石の気持ちがおわかりになったの?」自分でも気持ち悪いくらいの言い方だ。

「そう、わかりましたよ。あなたもすぐに分かるようになりますよ」イケメンの彼が言うとカッコイイ。