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股野 特大
股野 特大
novelistID. 38476
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私は夢見る夢子 エッチな夢を見る

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一通りの説明を終えるとメーカーの方が大きな声で甲高い声で「さて、お値段ですが・・」ともったいぶるように言う。
まるでテレビショッピングのタカタ社長のような言い方だ(ごめんなさい)

「研究に研究を重ねて開発された“おチンコメーキングマシーン”名前は安易でも性能はすごい!」

買い物客一同「おぉ~~」とサクラのように声を上げる。

「今まで、我慢するしかなかったお古の使い切った夫のチンコも、この機械で作ったシリコンをかぶせるだけで生まれ変わり、奥様を泣かせます」

「きゃー、嬉しい!!」どこからか声が。またサクラかもしれない。

「使い方は簡単。奥様見たでしょう?あとは、どう使いこなすかだけです。かぶせる芯が小さすぎて心配だわ・・そういう問題をお抱えの方いますか?」

前に居座った主婦二人が手を上げた。彼女らはサクラじゃなさそうだ・・。

「大丈夫です、今なら特殊接着剤も無料でお付けします。ペタンと貼れば、もう大きなイチモツ。後は旦那さんを操縦して腰を動かして貰うだけ。どう簡単でしょ?」

どこからか拍手が起きる。(完全なサクラだ)

「この夢のようなチンコ製造マシーン・・いったいいくらだと思います?そこの奥様」

「1万円!」わざわざ手を上げて言うかっ!?

「惜しい!」気合の入ったタカタ社長、思わず持っていたシリコンチンコをテーブルで叩いた。
(こらこら、大事な商品だろう。そんなにゾンザイに扱っていいのか?!)

「そこの旦那さんはいくらと思います?」今度は立ち見の男客にタカタ社長は聞いた。

「あっ、私ですか・・私は独身なもんで必要ないかと・・・」

タカタ社長は肩透かしを食らったが、商売人根性が出る。テーブルをバンバン、チンコで叩きながら
「だから~~必要なんです!!これさえあれば女性はとっかえひっかえ。背広の胸ポケットに見えるように出しとけば、熟女は“おぉ~”とひと目置くこと間違い無し!!もしくはパンツの中にこれを入れて膨らみを強調すれば男らしい姿に女はついてくる!!」バンバンッ!!

やたら気合は入っているが、なんの説得力もない。

「いいですね~。欲しいですね~~」男が言う。(買うのかいっ?!)

「いくらで買う?いくらだと思う?」 (ここはバナナの叩き売りか・・似てるけど・・)

「3000円!」男は自信ありげに言った。

それを聞いたタカタ社長・・今まで叩いてたチンコを投げつけ
「馬鹿言ってんじゃないよっ!!こんないいものが、そんな値段でどこにある!これさえあれば奥様方がヒィーヒィー言って泣いて喜ぶんだよっ!あんたみたいなチンケ野郎にはこの商品の良さがわかってない!だから、独身なんだよっ!」

キレたタカタ社長にどこからか拍手が起こる・・・・。(サクラの仕掛けか・・・)

一番前に座ってたパーマが強いおばちゃんがそこで一言、言った。
「なんでもいいからさ、早く値段言ってよ。これから孫のお迎え行かなきゃなんないし、時間ないんだよね~」と。

「そうよ、そうよ」と声が上がる。
客を逃しちゃいけない・・・タカタ社長は即座に
「通常メーカー小売希望価格19800円を発売記念として、なんと・・・」

ゴクリッ!・・・私は息を呑んだ。

「9999円!!」

全員、“おぉぉぉ~~~~~~”(どんな歓声か・・・わからん!)

追い打ちをかけるようにタカタ社長は2本目の間新しいチンコを取り出して、また叩いた。
今度はマシーンBOXを直撃だ(いいのかよ)そして。
「今なら、なんと溶剤10袋をお付けします!」

パチパチパチっ!!拍手が起こる。

すかさず、
「メーカー保証も1年のところを3年!今なら分割払い金利なし!その場でお持ち帰り出来ます!!」

その声を聞いた途端、主婦やおばちゃんはワァーと群がった。
なんか出来すぎた芝居のようだったけど・・私も群がった。

「慌てないでください。在庫は充分にあります!」タカタ社長、会心の笑みだ。

私は必死に手を伸ばし夢のようなチンコ製造マシーンを手に入れようとした。
痛い、痛いっ!押さないでぇぇぇ~~~~~~!!



そこで夢から覚めた。
目が覚めて非情に残念な気持ちになった。

手に入れたかった。。。。

きっと、この先、未来。。。いくら待っても あんないい商品は出てこないだろうと思った。

私は夢見る夢子。エッチな夢を見る。



次は「石頭の亀頭」の夢だ。           

                    (続く)