「歴女先生教えて~パート2」 第二十二話
夏休みが近づいてきたある日、デートしていた未海は朋美の家に立ち寄って相談事をしようとしていた。
母親が再婚予定の彼と近くに暮らしているので、自宅は朋美と祖父祖母の三人だけになっていた。
「あら、未海ちゃん、いらっしゃい」
「おばあちゃん、こんにちは~、お邪魔します」
「朋美~未海ちゃんが来たよ~」
二階から下りてきた朋美は未海に階段の途中から手招きして、部屋に上がってくるように指図した。
「どうしたの?」
「うん、特にって言うことじゃないんだけど、朋美に聞きたいことがあって来たの」
「私に聞きたいこと?」
「もうすぐ夏休みよね。美穂先生と行くバンガローでのことなの」
「どういうこと?」
「あなたも颯真さんと、そのう仲良くするのよね?」
「ええ?うん、もちろんそのつもり。未海はしないって決めたの?」
「違うわよ。彼がね、恥ずかしくてアレが買えないって言うのよ」
「アレ?・・・ああ、なるほどね。それで自分で買いに行くのが恥ずかしいから、一緒に行こうって言う相談?」
「朋美は颯真さんが買うの?」
「う~ん、それは話してないからわかんない」
「のんきなのね。大切なことなのに」
「だって、そういうことは男の子が用意するものでしょ?出来ないのならしないだけ」
「そんなこと言って、いざとなったら断れないわよ」
「いざとならないようにするからいいの」
「本当にどうしよう?私も買いに行く自信がないわ」
「美穂先生にお願いしてみたらどいうかしら?」
「先生に?マジで?」
「だって、妊娠しないようにしなさいって言ってくれたじゃない。彼が買ってこれないと言うんです、って相談してみようよ」
「そうね、恥ずかしいけど言ってみるわ」
暫くして未海は学校の帰り道に美穂を見つけて駆け寄り、小声で聞いてみた。
「先生、実は相談が・・・」
「うん、何?」
「そのう、旅行の時のことなんですが」
「どうしたの?都合が悪くなったの?」
「いえ、そうではないんです。朋美と相談して、先生にお願いしようとなったんです」
「私にお願い事?」
母親が再婚予定の彼と近くに暮らしているので、自宅は朋美と祖父祖母の三人だけになっていた。
「あら、未海ちゃん、いらっしゃい」
「おばあちゃん、こんにちは~、お邪魔します」
「朋美~未海ちゃんが来たよ~」
二階から下りてきた朋美は未海に階段の途中から手招きして、部屋に上がってくるように指図した。
「どうしたの?」
「うん、特にって言うことじゃないんだけど、朋美に聞きたいことがあって来たの」
「私に聞きたいこと?」
「もうすぐ夏休みよね。美穂先生と行くバンガローでのことなの」
「どういうこと?」
「あなたも颯真さんと、そのう仲良くするのよね?」
「ええ?うん、もちろんそのつもり。未海はしないって決めたの?」
「違うわよ。彼がね、恥ずかしくてアレが買えないって言うのよ」
「アレ?・・・ああ、なるほどね。それで自分で買いに行くのが恥ずかしいから、一緒に行こうって言う相談?」
「朋美は颯真さんが買うの?」
「う~ん、それは話してないからわかんない」
「のんきなのね。大切なことなのに」
「だって、そういうことは男の子が用意するものでしょ?出来ないのならしないだけ」
「そんなこと言って、いざとなったら断れないわよ」
「いざとならないようにするからいいの」
「本当にどうしよう?私も買いに行く自信がないわ」
「美穂先生にお願いしてみたらどいうかしら?」
「先生に?マジで?」
「だって、妊娠しないようにしなさいって言ってくれたじゃない。彼が買ってこれないと言うんです、って相談してみようよ」
「そうね、恥ずかしいけど言ってみるわ」
暫くして未海は学校の帰り道に美穂を見つけて駆け寄り、小声で聞いてみた。
「先生、実は相談が・・・」
「うん、何?」
「そのう、旅行の時のことなんですが」
「どうしたの?都合が悪くなったの?」
「いえ、そうではないんです。朋美と相談して、先生にお願いしようとなったんです」
「私にお願い事?」
作品名:「歴女先生教えて~パート2」 第二十二話 作家名:てっしゅう