小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
松浪文志郎
松浪文志郎
novelistID. 62568
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

ふうらい。~助平権兵衛放浪記 第一章

INDEX|1ページ/6ページ|

次のページ
 
<第一章 いろのみち>


1

粗末な身なりの浪人者が歩いていた。
だが、顔はどことなく呑気で、荒んだ様子はまったくみえない。
擦り切れた柿色の小袖を着、薄汚れた灰色の野袴を履いている。
ぴた。
畦道の真ん中で浪人者の足がとまった。
小手をかざして前方右手の麦畑をみる。
浪人者は走った。
一目散に麦畑に駆け寄ると、鍬をふるっている農婦をみつめた。
まだ若い。
胸は豊かで腰が張っている。
歳は三十を越えたばかりだろうか、ぼろぼろの野良着を着ているが、そこはかとない色気が漂っている。

「あの……なにか?」

浪人者の視線に気づいて農婦は鍬を持つ手を休めた。

「そそられた」

短く浪人者がいう。

「えっ?」

農婦は意味がわからない。
いきなり現れて、なにをいってるのだろう……。
と、思う間もなく、浪人者は背後に回り込み、農婦の腰を横抱きにすると、近くの物置小屋に引きずり込んだ。

「なっ、なにをするんです!」

浪人者の荒々しい手が野良着の袷をひん剥き、白い乳房がこぼれる。
農婦は必死に抵抗した。
浪人者は差していた大刀を放り投げ、おのれの野袴と下帯をもどかしげにむしりとると、露出したイチモツを農婦の眼前につきつける。
農婦は一瞬、浪人者のイチモツのたくましさに目をとめた。
形のいい陽根が天を向いてそそり立っている。
ぐい、と股を広げられた。
浪人者はいきなり陽根を突っ込むようなことはせず、舌をつかってきた。
ぺろぺろと犬のように丹念に敏感な部分をなめあげ、なめおろし、時には円を描くようにして農婦の快感を高めてゆく。

農婦ははからずも濡れてきた。
ツボを心得た浪人者の舌使いに思わず吐息を漏らす。
浪人者の体がずりあがる。
乳房を揉み、乳首を舌先で転がし、そして口を吸いにきた。

「いやっ、やめて!」

農婦が顔をそむける。
異物が股間にぬるりと入ってきた。
律動がはじまる。
浪人者は農婦の口をおのが唇でふさぐと、激しく腰を動かすのであった。