「歴女先生教えて~パート2」 第十九話
「ローマでは、グラックス兄弟の国政改革も、マリウスの軍制改革も失敗した。国が大きくなって戦争の規模も拡大すると、みんなが兵隊で、みんなが市民などというのは幻想にすぎず、それでは国を統治出来なくなっていたという事よ。このことを正しく理解していたのが、ユリウス・カエサルだった。みんなにはジュリアスシーザーとして有名な名前よね、カエサルは。君主を置いて、官僚組織を整備し、プロの軍隊を雇わなければ、大きな国は保てないと考え、ルビコン川を渡って、ローマを制圧した。そのあと、エジプトまで領土を広げたカエサルは、元老院で暗殺されるの(BC44年)
オクタウィアヌス(後のアウグストゥス)という優秀な後継者が、ローマ帝国を完成させるわ。彼はペルシャ帝国を模倣して、道路を整備した。ローマ街道と呼ばれるわね」
「先生!ジュリアスシーザーと言えば、暦の7月に当たるJULYの語源だと聞きましたが、そうなのですか?」
「よく知っているわね。そうよ。詳しく言うとね、古代のローマ暦は3月から始まって12月で終わっていたの。ついでだから1月から12月までの名前の由来も話すわ」
美穂は以下のように続けた。
●January:ローマ神話における始まりと終わりの神Janus(lanus)が語源となっている。
●February:ラテン語の浄化と意味するfebruumが語源。
●March:古代ローマの戦士Mars(ギリシャ神話の神で戦いを司どるアレースのこと)が語源。
●April:語源は不明。複数説が存在する。①花が開花しはじめることからラテン語の「開ける」という意味のaperireが由来と考えられている。②4月は愛の女神Venus(ギリシャ神話→アフロディーテ)にとって重要な日であるので、エトルリア語の呼称Apru
が語源だという説もある。
●May:ギリシャ神話のMaiaが語源。Maiaはローマ神話に登場する豊穣、治癒そして処女性の女神であるBona Deaと同一だといわれており、5月にはBona Deaの関係した行事が行われていた。
●June:ローマ神話の女神ユノ(Juno)が語源。ギリシア神話のゼウスの妻ヘラと同一視される。ユノ/ヘラは家庭の妻であり、6月の花嫁(June Bride)があるのは
この理由であると思われる。
●July:ユリウス暦を創った共和政ローマ末期の政治家、ユリウス・カエサル
(Julius Caesar)にちなむ。ユリウス・カエサルは7月生まれ。改名される前、7月はQuintilisと呼ばれていた。
●August:ローマ帝国の初代皇帝、Gaius Iulius Caesar Octavianus Augustusの名前を由来。
●September:語源はラテン語。ラテン語でseptemは7番目という意味を持つ。
旧ローマ暦で9月は7番目の月であった。
●October:語源はラテン語。ラテン語でoctoは8番目という意味を持つ。
旧ローマ暦で10月8番目の月であった。
●November:語源はラテン語。ラテン語でnovemは9番目という意味を持つ。
旧ローマ暦で11月9番目の月であった。
●December:語源はラテン語。ラテン語でdecemは10番目という意味を持つ。
旧ローマ暦で12月10番目の月であった。
『文献は複数のネット情報から集めて整理しました』
オクタウィアヌス(後のアウグストゥス)という優秀な後継者が、ローマ帝国を完成させるわ。彼はペルシャ帝国を模倣して、道路を整備した。ローマ街道と呼ばれるわね」
「先生!ジュリアスシーザーと言えば、暦の7月に当たるJULYの語源だと聞きましたが、そうなのですか?」
「よく知っているわね。そうよ。詳しく言うとね、古代のローマ暦は3月から始まって12月で終わっていたの。ついでだから1月から12月までの名前の由来も話すわ」
美穂は以下のように続けた。
●January:ローマ神話における始まりと終わりの神Janus(lanus)が語源となっている。
●February:ラテン語の浄化と意味するfebruumが語源。
●March:古代ローマの戦士Mars(ギリシャ神話の神で戦いを司どるアレースのこと)が語源。
●April:語源は不明。複数説が存在する。①花が開花しはじめることからラテン語の「開ける」という意味のaperireが由来と考えられている。②4月は愛の女神Venus(ギリシャ神話→アフロディーテ)にとって重要な日であるので、エトルリア語の呼称Apru
が語源だという説もある。
●May:ギリシャ神話のMaiaが語源。Maiaはローマ神話に登場する豊穣、治癒そして処女性の女神であるBona Deaと同一だといわれており、5月にはBona Deaの関係した行事が行われていた。
●June:ローマ神話の女神ユノ(Juno)が語源。ギリシア神話のゼウスの妻ヘラと同一視される。ユノ/ヘラは家庭の妻であり、6月の花嫁(June Bride)があるのは
この理由であると思われる。
●July:ユリウス暦を創った共和政ローマ末期の政治家、ユリウス・カエサル
(Julius Caesar)にちなむ。ユリウス・カエサルは7月生まれ。改名される前、7月はQuintilisと呼ばれていた。
●August:ローマ帝国の初代皇帝、Gaius Iulius Caesar Octavianus Augustusの名前を由来。
●September:語源はラテン語。ラテン語でseptemは7番目という意味を持つ。
旧ローマ暦で9月は7番目の月であった。
●October:語源はラテン語。ラテン語でoctoは8番目という意味を持つ。
旧ローマ暦で10月8番目の月であった。
●November:語源はラテン語。ラテン語でnovemは9番目という意味を持つ。
旧ローマ暦で11月9番目の月であった。
●December:語源はラテン語。ラテン語でdecemは10番目という意味を持つ。
旧ローマ暦で12月10番目の月であった。
『文献は複数のネット情報から集めて整理しました』
作品名:「歴女先生教えて~パート2」 第十九話 作家名:てっしゅう