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てっしゅう
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「歴女先生教えて~パート2」 第十六話

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朋美は未海を誘ってスタバに来ていた。
大好きなキャラメルマキアートを飲みながら、彼の話を切りだした。

「この前の日曜日に彼から告白されて、付き合うことにしたの」

「ええ?彼って、颯真さんのこと?」

「うん、そう」

「そうなんだ、良かったじゃない。素敵な人だって思うけど、実際はどうだったの?」

「まだよく解らないけど、一番好きって言ってくれた。見た目は華奢だけど、男らしいって思えたの」

「な~んだ、ラブラブじゃない」

「未海だって今はそうなんじゃないの?」

「私?う~ん、そうかな~」

「キスとかしたの?」

「・・・」

「黙っているところを見るとしたのね?どうだった?ドキドキしたでしょう?」

「うん、朋美はまだなの?」

「付き合ったばかりよ、当たり前じゃない。それにそういうことはしないで!って頼んである」

「彼はしないと言ってくれたの?」

「うん、私が嫌がることはしないって約束してくれた」

「キスは嫌なことなの?」

「違うけど、直ぐはイヤ・・・」

「私も直ぐじゃなかったよ。何度か断って来たけど、彼のことが信じられるようになったから良いと思った」

「そうよね、私も颯真が信じられるようになったら許すけど」

「颯真って呼び捨てにしているの?」

「同い年だからね」

「そうだっけ、私は一つ先輩だから佑太さんって呼ぶけど」

「県立の三年生だったね。颯真は後輩になるかな」

「じゃあ、顔知っているかも知れないねお互いに」

「今度聞いておこうかな。ねえ?未海は夏休みに名古屋へ旅行するって言っていたわよね?」

「最初にそう言われたからダメって考えていたけど、今はOKしたからその予定よ」

「お父さんや新しいお母さんは許してくれるの?」

「そこなんだよね、まだ言い出せない」

「ねえ、私と一緒に行くって言えば許してくれるんじゃない?」

「朋美と?どういうこと、嘘をつけって言っているの?」

「違うよ。私も彼と一緒に行こうかなあ~って考えたから」

「本当に?あなたこそお母さんが許してくれるの?」