何だと思う?
「おはよー」
朝の教室。
桔葉さんは、自席で固まっている睦月さんに気が付きます。
「…どうかした?」
睦月さんは、机に広げられたピンク色の紙と、その上に置かれたハートの形に見える石を凝視していました。
「何だと思う? これ…」
「何故か、笹本湖岸で…ちらほら見掛けるハート石。」
「石の種類なんか、聞いてない!」
「─ ピンクに上にハートの形の石だから、そう言う意味かもね…」
顔をしかめた睦月さんに、桔葉さんが確認します。
「因みに…第一発見者は、誰?」
睦月さんは、自分を指差しました。
「朝一で、私が教室に来た時には もう置いてあった…」
桔葉さんは、どんよりする睦月さんの前の席に、背もたれ前にして座ります。
「どんな意味を込め様が、石は、所詮 石」
ハートの形の石をピンク色の紙で包んで、自分のポケットに入れました。
「私が処分しておくから、もう気にしないの!」
朝の教室。
桔葉さんは、自席で固まっている睦月さんに気が付きます。
「…どうかした?」
睦月さんは、机に広げられたピンク色の紙と、その上に置かれたハートの形に見える石を凝視していました。
「何だと思う? これ…」
「何故か、笹本湖岸で…ちらほら見掛けるハート石。」
「石の種類なんか、聞いてない!」
「─ ピンクに上にハートの形の石だから、そう言う意味かもね…」
顔をしかめた睦月さんに、桔葉さんが確認します。
「因みに…第一発見者は、誰?」
睦月さんは、自分を指差しました。
「朝一で、私が教室に来た時には もう置いてあった…」
桔葉さんは、どんよりする睦月さんの前の席に、背もたれ前にして座ります。
「どんな意味を込め様が、石は、所詮 石」
ハートの形の石をピンク色の紙で包んで、自分のポケットに入れました。
「私が処分しておくから、もう気にしないの!」