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紀之介
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お待たせ。
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「ふぁあぁ~」
喫茶店の席に着くや否や、大欠伸をする真一君。
「寝不足ですか?」
呆れた顔で、葉月さんはメニューから目を上げました。
真一君は、表情を取り繕います。
「今日のデートが楽しみすぎて…良く寝られなかったんだ。」
葉月さんは、冷めた視線を送りました。
耐え切れなくなった真一君が、目を逸らします。
「ゲームをしてたら…寝るタイミングを逸しただけです。すいません。。。」
作品名:
お待たせ。
作家名:
紀之介