「歴女先生教えて~パート2」 第十一話
望月朋美は母親の再婚を快く受け入れることにした。
女の人生はまだまだこれからなんだと美穂から教わったからだ。
今自分に好意を持っている男性のことを母親に話すことにした。
「お母さん、話があるの。今いい?」
「どうしたの?学校でのことかしら」
「ううん、違うの。あのね、ボーイフレンドだと思っていた人から告白されたの」
「ええ?朋美そんな子いたの?」
「モテないと思っていた?」
「そういう訳じゃないけど、ちょっとびっくりした」
「世界史の美穂先生にも相談にのってもらったんだけど、お母さんは一番身近な女性だから、気持ちも通じるんじゃないのって言われて話す気になったの」
「そうだったの。あなたも考えたらもうすっかり女なのよね。いつまでも子供だって考えていたらダメっていう事ね」
「お母さんは新しくお父さんになる人から告白されたの?」
「うん、そうね、どちらかというとあの人からそろそろいいんじゃないかって言われたわね」
「お父さんとの思い出を封印してもいいという意味よね?」
「ええ、そうだと思うわ。あなたには辛い選択かも知れないけど、お母さんも一人は嫌なの」
「おじいちゃんやおばあちゃんはどう言ったの?」
「自分の人生なのだから自分で決めろ、って言われたわ。そうよね、困っていることを相談しても決めるのは自分だからね。あなたもその彼とのことは自分で決めて行動するしかないのよ。でもね、男と女は好きになると求め合うの・・・だから今はほどほどにって言うか、節度を持ってというか、仲良くして欲しいと願うわ」
「美穂先生もそう言ってくれた。焦ることは無いって。自分を大切に思ってくれているなら、嫌がるようなことはしないし、そういう事が無くても恋愛は続けられるって」
「いい人ね、先生って。確か年下の旦那さんと結婚したってあなた言ってたわよね?」
「うん、14歳年下なんだよ。旦那さん今年成人式だったって」
「ふ~ん、すごい話があるものね。私もまだまだ大丈夫かしらね、ハハハ~」
「お母さん!品のないことを」
「ゴメンなさい。で、その彼はカッコいい人なの?」
「見た目はカッコいいけど、無口なの。私が話さないと、何も言わないで時間が過ぎるから困るわ~」
「男は無口なほうが良いわよ。あなたが話を切りだして返事をしてもらえるようにすればいいんじゃないの?」
「先生もそう言ってくれた」
「仲良く出来るようになったら、家に連れておいで。お母さん見てみたいから」
「ええ?本当に?」
「親としての責任もあるからね。あなたの好きになった人がどんな男性なのか興味があるわ」
「うん、わかった。そうする」
朋美は母に話して良かったと思った。
女の人生はまだまだこれからなんだと美穂から教わったからだ。
今自分に好意を持っている男性のことを母親に話すことにした。
「お母さん、話があるの。今いい?」
「どうしたの?学校でのことかしら」
「ううん、違うの。あのね、ボーイフレンドだと思っていた人から告白されたの」
「ええ?朋美そんな子いたの?」
「モテないと思っていた?」
「そういう訳じゃないけど、ちょっとびっくりした」
「世界史の美穂先生にも相談にのってもらったんだけど、お母さんは一番身近な女性だから、気持ちも通じるんじゃないのって言われて話す気になったの」
「そうだったの。あなたも考えたらもうすっかり女なのよね。いつまでも子供だって考えていたらダメっていう事ね」
「お母さんは新しくお父さんになる人から告白されたの?」
「うん、そうね、どちらかというとあの人からそろそろいいんじゃないかって言われたわね」
「お父さんとの思い出を封印してもいいという意味よね?」
「ええ、そうだと思うわ。あなたには辛い選択かも知れないけど、お母さんも一人は嫌なの」
「おじいちゃんやおばあちゃんはどう言ったの?」
「自分の人生なのだから自分で決めろ、って言われたわ。そうよね、困っていることを相談しても決めるのは自分だからね。あなたもその彼とのことは自分で決めて行動するしかないのよ。でもね、男と女は好きになると求め合うの・・・だから今はほどほどにって言うか、節度を持ってというか、仲良くして欲しいと願うわ」
「美穂先生もそう言ってくれた。焦ることは無いって。自分を大切に思ってくれているなら、嫌がるようなことはしないし、そういう事が無くても恋愛は続けられるって」
「いい人ね、先生って。確か年下の旦那さんと結婚したってあなた言ってたわよね?」
「うん、14歳年下なんだよ。旦那さん今年成人式だったって」
「ふ~ん、すごい話があるものね。私もまだまだ大丈夫かしらね、ハハハ~」
「お母さん!品のないことを」
「ゴメンなさい。で、その彼はカッコいい人なの?」
「見た目はカッコいいけど、無口なの。私が話さないと、何も言わないで時間が過ぎるから困るわ~」
「男は無口なほうが良いわよ。あなたが話を切りだして返事をしてもらえるようにすればいいんじゃないの?」
「先生もそう言ってくれた」
「仲良く出来るようになったら、家に連れておいで。お母さん見てみたいから」
「ええ?本当に?」
「親としての責任もあるからね。あなたの好きになった人がどんな男性なのか興味があるわ」
「うん、わかった。そうする」
朋美は母に話して良かったと思った。
作品名:「歴女先生教えて~パート2」 第十一話 作家名:てっしゅう