『著作権フリー』片金おとこ
しかし、死んだとしても、こうして主張した記録はネット上に残され永遠となる。
それを見て俺と同じように理解されない何かで苦しんでいる人が居たら学んで欲しい、
お前は一人じゃない。
この文字の上にて、お前と似たもの同士が居るんだ。
そう、俺とお前は同士。
時間を飛び越えて理解しあう仲間だ。
俺とお前は永遠だ。
ここからは俺の我がままなのだが聞いてくれないないだろうか。
俺は死してなおココに居るが、忘れられる運命にある。
新たに人が生まれ現れ新たな情報で埋もれる俺は、この先、お前の様な者が探しても見つからなくなるだろう。
だから、そいつの為に人肌ぬいでやってもらえないだろうか。
判っているだろうが同士が居ないのはとても寂しい事だろう。
この先の俺たちと同じような思いをする者を出さない為に、俺がした事の様に戦ってはくれまいだろうか。
申し訳ない事とは思う。辛いババを引くだけである。
だけど、そうしないと、俺は死んでも死に切れない。
一生、ここにさまよい成仏できそうにないいんだ・・・
さっきのはジョークだよｗ
俺はちゃんと成仏すさ。
そんで生まれ変わってもう一回同じことするさ。
そんで死んだらまた同じことをする。
そうやってれば何時かは、判ってもらえる日が来るはずだ。
その時が俺の理想郷。
だから、わざわざ、お前が俺の変わりをやる必要なんて全然無い。
むしろしないでくれ。
そうすれば、その時が来た時、俺一人の力で理想郷を作り上げたことになるんだ。
男として偉大な事を成し遂げれるんだ。
だから、お前は楽に時を過ごせば良い。
じゃあ、な。
俺は、いつでもココでお前が遊びに来るのを待ってる。
といっても成仏してるから、ここにあるのは俺の分身しかいないけど・・・
まあ、そいつと楽しくやってくれよな。
ちなみに、その分身の名は――
作品名：『著作権フリー』片金おとこ 作家名：西中