更新日時:2017-03-26 23:06:34
投稿日時:2017-03-26 23:06:34
指輪の温もり
作者: 御手紙 葉
カテゴリー :現代小説
総ページ数:2ページ [完結]
公開設定:公開
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著者の作品紹介
俺は肌寒い空気に晒されながら、夜のプラットフォームにぽつんと立っていた。そこに漂う闇が、俺に混乱と煩悶の気持ちを抱かせた。だが、俺は彼女を待ち続けて、ただひたすらに祈っていたのだ。婚約していた彼女と喧嘩別れし、もう寄りは戻せないかと思っていた。けれどその矢先、彼女から電話があったのだ。そのほんのささやかな希望を頼りに、俺は指輪をして彼女を待っている。寒さなど、気にならなかった。この胸の奥から、狂おしいその熱情が、確かに体を火照らせているからだ。
感想コメント (2)
STさん、お久しぶりです。そして、お読み頂き、本当にありがとうございます! そう言って頂けて、このラストにしてみて、良かったと思えました。励みになる感想、本当に有難うございました! | 御手紙 葉 | 2017-03-29 21:20:26
『指輪の温もり』と言うタイトルからハッピーエンドを創造していましたが、見事に裏切られました、もちろん良い意味で(^^) この温もりはせつないですね、冷えたらもう暖めてくれる人がいないだけに…… | ST | 2017-03-27 17:50:08