ユウのヒトリゴト[1]
ちょうど高校卒業して1年後くらい。ボクがマンガ家になりたいと思ってから2年たった夏前くらいやったと思います。
ハイペースでネームを描いては月に1、2回のペースで出版社に通うようになってました。酷評されることもあれば、ほめてもらえることもある。直接見ていろいろ言ってもらえることが、ボクにとっての勉強にもなりました。
しかしボクの中にもだんだんあせりの気持ちが芽生えてきました。ハタチになって、もう夢ばっかり見てられる子供のまんまやないんや。早くプロになりたい。そんなことを毎日考えながらマンガを描いてました。
そして今日も、こうして原稿の入った封筒を抱えながら、出版社へ向かって歩いているのでした。
作品名:ユウのヒトリゴト[1] 作家名:湯川ヤスヒロ