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自殺.com 【続きに煮詰まり中】

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 IS氏の一言で皆は言うがままに、用意された車に乗車する。車に乗り込むまでは、皆は、笑顔であった・・・だが、扉を閉め座席4つに分かれて座った時点においては皆の顔から笑顔が既に消えていた・・・

 車内は静まり返っていて皆は窓の外を眺めている。お互いに深くは干渉したく無いと言う感じである。
 車は一向を乗せ予定された目的地へと向かう・・・
 車はビルの立ち並ぶ市街を抜けていき、ある一つビルの地下駐車場へ入っていく・・・「あれ?」
 咲は、不思議に思っていた。というのも、自殺場所は人気の無い山の中であったからだ。自殺を途中で誰かに止められない為と皆で決めていたからだ。
「どうしたんですか?」
 咲が疑問を投げかけるも、運転主のIS氏は答えない。そればかりか、駐車場に止まるなり、IS氏は不適な笑みを浮かべる。
「ガチャ―――」
 IS氏は車内から降りると勢い良くドアを閉める。ドアが閉まったと同時に、車内に白い空気、煙の様な物が立ち込め始める。
 異常な事態に気付いた車内のメンバーは慌てふためくもドアはロックされているのか出られない。白い煙にもだえ苦しみ、咲きを含めた3人は、そのまま意識を失っていく―――
 
 意識を失っていく光景をニヤニヤしながら見つめるIS氏。駐車場には他に誰もいない・・・助ける者は誰もいない・・・