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ヘケラン西中
ヘケラン西中
novelistID. 61877
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ニートが親を殺すストーリー(やや、ノンフィクション)

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私は、両親をころした。
父は、一突きで・・・
母を包丁で滅多刺し・・・
だが、他のこのとは、何一つ覚えていない。
どうして殺したのか?
ただ言えるのは殺したときの恐怖の感覚だけは覚えている





^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
私は、ベットの上で目を覚ました。
夢を見た。とても怖い夢だ、だが、それが何なのか、全く思い出せない。

時計の針は、4月27日、朝の9:00少し前
そろそ、会社に行くころのころの時間である。
といっても私が会社に行くのではなく、父親が会社に行く時間である。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は、出勤の準備中に何気なくカレンダーを見た。
来月は、息子の誕生日だ。
今年で、24歳になる。

私は、ふと、自分が24歳のころと、あいつが、24歳のころを比較した。
私が24歳のころは。、もう結婚もしていて、あいつが生まれた年であり、
人生が最も充実していた時期だ。

だけどあいつは、高校を1年でやめてしまって。
それから、ずっと家に引きこもるようになってしまった・。

このまま、あいつは、どうなってしまうのだろうか?
私は、これまでも息子のことを心配してきたが、今日は
いつもより、強く不安を感じずにはいられなかった。

私は、どうしたら、あいつを外の世界に出すことが出来るだろうか、
必死で考えた・・・
考えているうちに、私は一つの答にたどりつた。

あいつの性格がわかれば、可能になる気がした。
私は、あいつの小さい頃のことから思い出した。
なぜ、あいつは、あんな風になってしまったのだろうか?






あいつは・・・6歳だった。。
「おとうちゃん。ウンチしたい。。」
感高い声で毎日のように、催促された。
清一は、一人では、便器に座れなかった。
怖がって毎日、わたしに頼んできた。
これが1年近くも続いているのだ。

当時、私はまだ貧乏で、家は、水洗トイレではなく、昔ながらの
ボットン便所であった。
そのボットン便所を現代風の洋式に改良したものが、今住んでるアパート仕様で、
座ってできるボットン便所である。

便器の奥を覗きこむと、暗い井戸のようであり、井戸置くの端には、長年の糞がこびりついていて
気持悪いものであり、落ちたら糞まみれで死んでしまうかもしれない。
そんな便所だったからこそ、あいつの気持はなんとなくわかっていた。



だが、私は、あいつの出助けをするのが、めんどうになり、ペットのように
餌(オモチャ)をちらつかせてみた。

あいつは、快く、餌に飛びついた。

清一は便器に一人ですわり、便器から落ちないように、必死で端をつかみ、祈るように、きばっていた。

こうして、トレイデビューは、無事に終わり、
玩具を買い与えることを約束させられた。

次の休日、わたしは、早速、デパートに付き合わされた。
買う予定の、汽車の玩具のある売り場へ行く最中、一人でいそいそと、
かけていった。

私は、あいつの欲しがっていた汽車を探し出しだし、
レジへ持っていき、購入を住ませて、返ろうとした。

だが、あいつの気は、収まらないようだ。
汽車の事など、すっかり忘れて、おねだり三昧である。

私は、なんとかして、注意をそらすべく「サンタさん」を口に出した。

良い子にしてたら、サンタさんが、買ってくれるよと・・・
あいつは、素直に納得して。良い子を振舞った・・・。
所詮は、こどもだから、クリスマスが来る前に忘れるだろう。

それを妻に話したら、、、
「それ全部買いましょう」
私は、驚愕した。全部買うと、3万は、いくであろう大金だ。
ここの家賃が15000円であることを考えると、大きな出費である。
私は、将来の貯蓄も考えていたから、妻を説得したが
「欲しいものを忘れてるなんて、なおさら良いことよ」
「欲しい玩具をはじめて見る感動とか、あの子にあじわえるのよ」
「こんなチャンス永遠にないと思うわ」

妙になっとくさせられた感もあるが、私は、従うしかなかった。
財布の紐どころか、家計は全て、妻に握られているからだ。

妻の計画どうり、息子は、とても喜だ。今思えば、人生で一番の
笑顔だったと言えるであろう。

来年のクリスマス。
あの子が、欲しいものは、はっきりしていて、ゲームだった。
毎日のように、「早くサンタが来ないか~」と話しかけてくる。、
サンタに欲しいものが伝わるかどうか、不安だったあの子には、
しつこいほどに、まとわりついてきた。
私はゲーム機の名を紙に書いた。「これなら、サンタさんも間違えないよ」


あの子の願い通り、無事、にクリスマスは終わったのであるが、
紙に書いたら願いが適うと、勘違いしたあの子は、
来年のクリスマスに、金銭的に天文学的な、要求をしてきた。

一億分の1程の願いを適えるのが精一杯だった。

落胆したあの子には、サンタは、欲張りな願いはかなえられないことを
教えることで、納得はしてくれたようだが、
そのおかげで、その後のクリスマスは、
一般的水準のモノとなり、あいつもサンタの正体に気づいたようだ。

ただ、あの子にとっては、クリスマスがとても楽しい思出だったのだろう。
サンタの正体がばれた後も、枕元にこっそり置く習慣は
辞めないで欲しいとのことだった・・・


子供が、はまるカードゲーム
当時、はやった玩具だ。
あいつは手に入らないものがあっても、
何十軒も店に電話して、探してたっけ・・・。
あいつの執念には、何度となく付き合わされた。

あいつは、負けず嫌いだ。
自転車漕ぐときも、途中で諦めようとはしなかった。
何度も付き合わされたっけ。

ボードゲームの人生ゲームを家族でやったときも、負けず嫌いを発揮した。
妻は、少し子供ぽいと頃があり、手加減と言うものを知らなかった。
あの子は、ムキになり、何度も戦いを挑んでいた。

人生ゲームは、運の要素が強いゲームである。
そのため、勝敗をコントロールすること自体が難しい。
難しい上に、単純なゲームなので、手加減しようものなら、直ぐに手加減がバレテしまう
手加減して勝つと、あの子は、それに気づいてしまい、
何度もやり直すはめになってしまった。

やっと、あの子は勝つことかできたのだが、
よほど、辛かったのか、嬉しかったのか、
うれしそうに、泣きながら、笑っていた。

とても、世話が焼けた。
しかし、わがままも、今思えば、居心地が良かったのかもしれない。
だから、甘やかしてしまっていた。


でも、大きくなるにしたがって、手がかからなくなっていった、
気付けば私は、あの頃にように、必要とはされていない。
ただ、生活費を与えるだけの存在に成り下がっている。

いや、もしかしたら。もう必要がないのかもしれない。
私が、あいつを養うからこそ、あいつは、いつまでもスネをかじり
楽な世界から、抜け出せないのかもしれない。

何度も働くように催促していたが、催促する程度では優し過ぎた。
あいつが、社会に不安を抱かないように、私があいつに嫌われないように配慮しようとしたからだ。

今では、うざがられるだけで、まともに目もあわせようとはしない。