世界に愛されて
アメリカ「だから、イギリスくん!なんでこの案が駄目だ、駄目だと!」
イギリス「どう見ても不平等だから、却下してるんだろう!?」
今日も、ワイワイと賑やかでやる気のない雰囲気の会議室。
その中で、ちょこんっと参加している日本。
発言を慎み、その光景をじーっと無言で見ているのだった。
そうやってるうちに、いつの間にか会議は終っていた。
日本「さて・・・早く帰って、原稿を――。」
アメリカ「おい、日本ー。今日一緒に飲んでいかないかー?」
今まさに会議室を出ようとしたとき、後ろから誰かに呼び止められ
日本「なんでしょうか、アメリカさん。」
振り返り、そう言った。
アメリカ「ノリ悪いなぁ、だから一緒に今日飲んでいかないか!って。」
日本「・・・善処しま――。」
アメリカ「ちなみに、反対意見は認めないからな☆ってことで、行こうな!」
日本(はぁ・・・。)
日本の遠慮も、あっさりと流されて結局行くことに。
アメリカ「他にも誘ってくるな!おぉい、誰か今日飲む人いないかー?」
そうやってアメリカは、いろんな人を飲みに誘うのでした。
日本「・・・はぁ、今日もなんとか。―――しかし、原稿を進むのにかなり遅い時間に帰ってきてしまいましたね。」
小さくため息をついて、原稿を書く机に向かう。
ですが、小さく呟いた・・・。
日本「―――ネタがない。」
そのとき、トゥルルルッと電話が鳴る。
子機を手にとり、電話に出る。
日本「はい、日本ですが。」
アメリカ「ぃよう、日本!今日は楽しかったな、また飲もうな!」
日本「はぁ、アメリカさんでしたか。そうですね、また機会があれば。」
アメリカ「今日は他でもない、いい情報を聞きつけてな。日本に知らせてくれって言われたんだ。」
日本「私に・・・?一体誰から―――。」
アメリカ「韓国とかフランスたちからだったぞ。」
その名前を聞いた瞬間、コロ・・・ッとペンを落とす日本。
アメリカ「・・・・・おーい?日本、聞いてるー?」
日本「か、韓国さんやフランスさん・・・?なんか嫌な予感が・・・。」
日本「まぁとりあえず。・・・その話の内容はなんですか?」
アメリカ「んとさ、『疲れた貴方に今だけのチャンス!疲れを癒しに天国オアシス体験に参加してみませんか?!』というような。」
日本「――――いかにも怪しそうな企画ですね。」
アメリカ「そうか?楽しそうじゃないか、良かったな日本。後で感想聞かせろよ。ってことで、場所は――――だ。」
日本「・・・はい、分かりました。行ってみます。」
そう言って、電源を切ると 少し重たい気持ちを感じる。
日本「――――あまり、気持ちは乗りませんが・・・行ってみましょうか、明日にでも。」
そう呟いて、1ページも原稿が進まないまま、眠りについたのだった。
翌日、アメリカに教えてもらったとおりに その場所へ重い足を引きずって向かう。
そして、入り口前・・・。
日本はなんとなく深呼吸をする。
日本「い・・・いきますよ・・・。」
そう言って、入り口に入っていく。
入った途端、中の係員たちが一斉にこちらに目を向ける。
係員「いらっしゃいませ、今回ご予約された日本様ですね。」
そう口をそろえて言った。
あまりにピッタリな口調に、予約もしてないことを言われて ゾッと背筋に悪寒が走る。
日本「いや・・・っあの・・・こ、これはどういう―――。」
???「おお、やっと来たか日本。」
奥から出てきたのは、フランスだった・・・。
フランス「待ってたんだぞ、あまりに遅いから迎えにいこうかと・・・。」
日本「な、なんで貴方は私が来ることを前もって知ってるんですか!!気味悪いですよ!!」
フランス「ん・・・いや、だってアメリカが電話くれたから。『明日日本来る』って。」
日本「・・・。」
日本は開いた口が閉じないほど、固まっていた。
本当は嬉しくて来てるわけでもないのに、期待されていたらどうしよう・・・そう不安だったり。
日本(どうか期待だけはしていませんように・・・。)
フランス「いやぁ、ホント日本来てくれて助かったわ。一人も来客来なかったからさぁ!」
日本「ああ・・・私ったら、なんて罰当たりなんでしょうか・・・。」
フランス「で、まぁこれに判子押してくれるだけでいい。あ、指紋判子な。」
日本「・・・はぁ、分かりました。これに、ですか?これだけですか。」
フランス「【今日のところは】な。」
日本「・・・?はぁ。」
日本は疑惑を感じながらも、その用紙に指紋判子を付けたのであった。
フランス「よし・・・申し込み完了っと。」
日本「あ、あの・・・これってなんか怪しい企画とかじゃないですよね?」
フランス「いや?多分、お前にとっても快感な企画だと思うが。」
日本「は、はぁ。なら良いのですが―――。」
結局、今日はその紙に判子を押すだけで帰ることになった。
いまだに疑惑は、日本の頭から離れない。
日本(にしても・・・あの紙、『――漢許可書』ってあったな。「―――」って、なんか塗りつぶされて見えなかったけど。)
これから、日本はあの紙一枚から、
恐ろしい結果になるとは
予測もつかなかったのだった。
夜。
今日の月は、雲に隠れてあまり明るい夜よでなかった。
日本は、何枚か進んだ原稿に満足そうな顔をしていた。
日本「っふぅ、今回結構上手くいきましたね。」
そう言って日本は、その原稿をとんとんっと揃えて、机に置き
寝床に向かいました。
日本「今日は張りきったせいか、寝る時間がとっくに過ぎて遅くなってしまいましたね。」
ちょっと急ぎ気味に、寝間着としての着物に着替えると 敷いてあった布団の中に潜り込んだ。
布団の中は、ポカポカと暖かく すぐに眠りに落ちてしまいそうなくらいだった。
日本「・・・にしても、あの許可書・・・。」
と、思い出した日本ですが
いけない、いけない と思い、パンパンッと自分の頬を軽く叩く。
日本「まぁ、怪しい企画じゃないみたいだし・・・そんな疑惑をもったままじゃいつまでも心が落ち着きません。」
そう思いなおして、目を閉じる。
浅い眠りについていると、ふとくすぐったい感覚がしてならなくなった。
日本「んん・・・んっ・・?」
目を開けると、誰かが背後に一緒に横になっている。
それどころじゃなくて、自分の胸を揉みしだいているのだ。
日本「ッ!?だ、誰ですか!?」
思い切って、ガバッと振り返ってみると
韓国「あれ、バレたんだぜ?」
日本「・・・っはぁ、韓国さんですか。」
韓国だと確認してから、思ってみると
男の胸を揉むなんて 韓国ぐらいしかしない と感じてきました。
イギリス「どう見ても不平等だから、却下してるんだろう!?」
今日も、ワイワイと賑やかでやる気のない雰囲気の会議室。
その中で、ちょこんっと参加している日本。
発言を慎み、その光景をじーっと無言で見ているのだった。
そうやってるうちに、いつの間にか会議は終っていた。
日本「さて・・・早く帰って、原稿を――。」
アメリカ「おい、日本ー。今日一緒に飲んでいかないかー?」
今まさに会議室を出ようとしたとき、後ろから誰かに呼び止められ
日本「なんでしょうか、アメリカさん。」
振り返り、そう言った。
アメリカ「ノリ悪いなぁ、だから一緒に今日飲んでいかないか!って。」
日本「・・・善処しま――。」
アメリカ「ちなみに、反対意見は認めないからな☆ってことで、行こうな!」
日本(はぁ・・・。)
日本の遠慮も、あっさりと流されて結局行くことに。
アメリカ「他にも誘ってくるな!おぉい、誰か今日飲む人いないかー?」
そうやってアメリカは、いろんな人を飲みに誘うのでした。
日本「・・・はぁ、今日もなんとか。―――しかし、原稿を進むのにかなり遅い時間に帰ってきてしまいましたね。」
小さくため息をついて、原稿を書く机に向かう。
ですが、小さく呟いた・・・。
日本「―――ネタがない。」
そのとき、トゥルルルッと電話が鳴る。
子機を手にとり、電話に出る。
日本「はい、日本ですが。」
アメリカ「ぃよう、日本!今日は楽しかったな、また飲もうな!」
日本「はぁ、アメリカさんでしたか。そうですね、また機会があれば。」
アメリカ「今日は他でもない、いい情報を聞きつけてな。日本に知らせてくれって言われたんだ。」
日本「私に・・・?一体誰から―――。」
アメリカ「韓国とかフランスたちからだったぞ。」
その名前を聞いた瞬間、コロ・・・ッとペンを落とす日本。
アメリカ「・・・・・おーい?日本、聞いてるー?」
日本「か、韓国さんやフランスさん・・・?なんか嫌な予感が・・・。」
日本「まぁとりあえず。・・・その話の内容はなんですか?」
アメリカ「んとさ、『疲れた貴方に今だけのチャンス!疲れを癒しに天国オアシス体験に参加してみませんか?!』というような。」
日本「――――いかにも怪しそうな企画ですね。」
アメリカ「そうか?楽しそうじゃないか、良かったな日本。後で感想聞かせろよ。ってことで、場所は――――だ。」
日本「・・・はい、分かりました。行ってみます。」
そう言って、電源を切ると 少し重たい気持ちを感じる。
日本「――――あまり、気持ちは乗りませんが・・・行ってみましょうか、明日にでも。」
そう呟いて、1ページも原稿が進まないまま、眠りについたのだった。
翌日、アメリカに教えてもらったとおりに その場所へ重い足を引きずって向かう。
そして、入り口前・・・。
日本はなんとなく深呼吸をする。
日本「い・・・いきますよ・・・。」
そう言って、入り口に入っていく。
入った途端、中の係員たちが一斉にこちらに目を向ける。
係員「いらっしゃいませ、今回ご予約された日本様ですね。」
そう口をそろえて言った。
あまりにピッタリな口調に、予約もしてないことを言われて ゾッと背筋に悪寒が走る。
日本「いや・・・っあの・・・こ、これはどういう―――。」
???「おお、やっと来たか日本。」
奥から出てきたのは、フランスだった・・・。
フランス「待ってたんだぞ、あまりに遅いから迎えにいこうかと・・・。」
日本「な、なんで貴方は私が来ることを前もって知ってるんですか!!気味悪いですよ!!」
フランス「ん・・・いや、だってアメリカが電話くれたから。『明日日本来る』って。」
日本「・・・。」
日本は開いた口が閉じないほど、固まっていた。
本当は嬉しくて来てるわけでもないのに、期待されていたらどうしよう・・・そう不安だったり。
日本(どうか期待だけはしていませんように・・・。)
フランス「いやぁ、ホント日本来てくれて助かったわ。一人も来客来なかったからさぁ!」
日本「ああ・・・私ったら、なんて罰当たりなんでしょうか・・・。」
フランス「で、まぁこれに判子押してくれるだけでいい。あ、指紋判子な。」
日本「・・・はぁ、分かりました。これに、ですか?これだけですか。」
フランス「【今日のところは】な。」
日本「・・・?はぁ。」
日本は疑惑を感じながらも、その用紙に指紋判子を付けたのであった。
フランス「よし・・・申し込み完了っと。」
日本「あ、あの・・・これってなんか怪しい企画とかじゃないですよね?」
フランス「いや?多分、お前にとっても快感な企画だと思うが。」
日本「は、はぁ。なら良いのですが―――。」
結局、今日はその紙に判子を押すだけで帰ることになった。
いまだに疑惑は、日本の頭から離れない。
日本(にしても・・・あの紙、『――漢許可書』ってあったな。「―――」って、なんか塗りつぶされて見えなかったけど。)
これから、日本はあの紙一枚から、
恐ろしい結果になるとは
予測もつかなかったのだった。
夜。
今日の月は、雲に隠れてあまり明るい夜よでなかった。
日本は、何枚か進んだ原稿に満足そうな顔をしていた。
日本「っふぅ、今回結構上手くいきましたね。」
そう言って日本は、その原稿をとんとんっと揃えて、机に置き
寝床に向かいました。
日本「今日は張りきったせいか、寝る時間がとっくに過ぎて遅くなってしまいましたね。」
ちょっと急ぎ気味に、寝間着としての着物に着替えると 敷いてあった布団の中に潜り込んだ。
布団の中は、ポカポカと暖かく すぐに眠りに落ちてしまいそうなくらいだった。
日本「・・・にしても、あの許可書・・・。」
と、思い出した日本ですが
いけない、いけない と思い、パンパンッと自分の頬を軽く叩く。
日本「まぁ、怪しい企画じゃないみたいだし・・・そんな疑惑をもったままじゃいつまでも心が落ち着きません。」
そう思いなおして、目を閉じる。
浅い眠りについていると、ふとくすぐったい感覚がしてならなくなった。
日本「んん・・・んっ・・?」
目を開けると、誰かが背後に一緒に横になっている。
それどころじゃなくて、自分の胸を揉みしだいているのだ。
日本「ッ!?だ、誰ですか!?」
思い切って、ガバッと振り返ってみると
韓国「あれ、バレたんだぜ?」
日本「・・・っはぁ、韓国さんですか。」
韓国だと確認してから、思ってみると
男の胸を揉むなんて 韓国ぐらいしかしない と感じてきました。



