ゲームの企画アイデア「物語で仕組みを解説します」
風呂には、しなだれた、けだるい、濡れた美少女が、いた。
息子だとは到底思えない濡れ美女が、笑顔で、
『ありがとうございます』と一言申した。
心が高鳴る。どきどき
息子からの、ありがとうなんて、もう20年は聞いてない。
感動して涙がでそう。
しかし、このドキドキについて
妻よ。
申し負けない
妻よ。
申し訳ない。
清十郎は、下手したら、
息子のこのロリータキャラに惚れるかもしれない。
ありがとうと言われた事の親としての達成感と
息子を攻撃していた罪悪感で、心が高鳴る。ドキドキしすぎて頭が麻痺した清十郎は、息子に対するそのドキドキ感が、恋愛的なものから来ているのか、それとも、コントローラーのボタンを連打しすぎて心臓がバクバクしてるだけなのか、
分からないでいた。
作品名:ゲームの企画アイデア「物語で仕組みを解説します」 作家名:西中