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コラボ小説『中途半端に終わる内容にけり過度な期待は禁物

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『本文』




死死死死死死死死死死死死死死死死
苦痛死死死死死シ死死絶死死無死死
亡死死死死悲シシシ夜死死死血死刺死
燃死死死死シシシシッ死死死死シ死死死

血が流れてめぐる。
クルクル回る。
心臓がなる。
のどの音。
脳が溶けて。
呼吸の音がリズムを崩す。
目が動く。
足が動く。
手が走る。
リズムが終わる。
消えていく。
柔らかなメロディーは音を変え、激しく燃えて
静かに終えた。

44444444444444444
131313131313131313
131313131313131313

彼岸花に口づけを。
黒赤のバラに思いを乗せる。



<>
上記のこの文字列をみた人間は当日中に死にます。
死因は呼吸困難の一種であり苦痛の中で死んでいきます。
ですが助かる方法が一つだけあります。
方法は、この文字列を沢山の人間に見せる事です。

この死のルールは一日に死ぬ人間は一人までであり、見た人間の中からランダムに選ばれます。
沢山の人に見せるほど、今日、自分が死ぬ確率が小さくなります。
100人が、これを見れば、最大で100日は生きられるでしょう。
運が良ければですが……




ーーーーーーーーーーー
ーーーー


↑な文字が書かれた紙を知ったのは受け持ちの生徒からです。
生徒は学校へ行く途中で道端で拾いました。
クラスメイトに見せ、そして教師である私に見せました。
クラスメイトたちは3日の間に約24時間ごとに1人のペースで死にました。
信じたく無かったのですが 余りの非現実ぶりに呪いの文章だと思ってしまいました。
怖くなった私はデジカメでこの文字列を写真を撮って仲のよいメルトモに相談しました。
メル友はオカルトマニアでそれ系のブログを書いている。サイト名は「宇宙への旅立ち」
ですが返事が返ってきません。。
何時も24時間以内に返してくれるのにメールを返してくれないのです。ブログの更新も途絶えました。呪いで死んだかもしれません。
デジカメで撮影した写真でも死んでしまうルールなのだとしたら・・・

私の命はこれからどうなるのか?
4人目が死んだ段階で見る順番と死ぬ順番は関係なさそうな事が判っています。。
よって沢山の人に この文字列を見せれば 私が生き残る確率が上昇するかもしれない



私はパソコンの前に張り付いて、情報を探していた。


人が死ぬ文章を投稿する事によって起きる死の罪は誰にあるのだろうか?

死ぬと判っていて人に、それを見せるのだから殺意があるのと同じ意味では無かろうか。
仮に罪を肯定しても裁判にになりえるのか?

法律では神、霊的現象の事件は責任の所在は何処にも無いとはっきりと明記されているし・・・
仮に法律がそうであっても、死んだ人の遺族は裁判を起こすのだろうか。
非科学、超常現象は、裁判では裁けない。被害遺族にしてみれば裁判しても無意味。だが、やり場のない怒りを何処にブツケテいいのか判らない。
裁判以外にできる事は、啓発活動くらいで・・・

私は、そんな事をあれこれと考えながらモニターを凝視していた。


 無意味な文字の羅列。一応、文字列をネットで調べてみたが、何かが判った訳ではない。
唯一検索キーワードに引っかかるそれらしいのが『苦痛死』という単語である以外には・・・

 『苦痛死』で、まず目に飛び込んで来たのが二酸化炭素による苦痛死だった。
 保健所に送られる野良猫や野良犬は最終的に引き取り手が無い場合、炭酸ガスによって窒息死させられる。
 安楽死が愛護団体から求めらられるが、処分施設の従業員の命の安全を考慮して、その他のガスは使えない。
 また、個別に安楽させる場合、注射、薬剤が必要になり、コストが掛かる様だ。
 子猫一匹約35円、大人の猫で500円。犬猫は年間10万匹が殺処分されている。


これ以外に苦痛死のキーワードでは、特に目に留まるものはなかった。

私は、この字の羅列をしばらく凝視していたら、『亡死』に注意が向いた。

逆から読めば死亡であるのだが、この文字配列は中央にシを起点にして、左へも右へも読める様になっている。
試しに苦痛死を右から左へと読んで『死痛苦』というキーワードで検索をした。



 調べると中国園でのヒット率がやけに多く、読解が難しい。
 ネット辞書の中国語翻訳で、『死しんでも苦痛』という意味なったが、特に、意味があるとは思えない。

 それから私は何気なく中国語サイトをブラウングしていた。
 と、その時、私の興奮は頂点に達した。
 見つけてしまった。
 全くこれと同じ画像が其処にあった。

 私は重点的にその画像の周辺の翻訳に勤めていたら、投稿者と連絡を取れる可能性があるのに気づいた。
 素人レベルの中国語を勉強をして、つたないカタコトの翻訳でコンタクトを取った。

 相手からの返信を読解して判ったのが、中国では半年以上前から、これと同じ文字列が広まっていて、『死痛苦』という呼び名がついているらしい。
 そしてその『死痛苦』に関わり、死んでいった人が沢山居るらしい。

 私は、そのとき恐怖した。心のどこかで単なる偶然だと思いたかったのだ。

 だが、まだ大丈夫だと思う。一時、冷静さを失った私だが、まだ、偶然の一致という可能性も残されていると思った。
 中国で『死痛苦』を投稿している彼は狂言者かもしれないし、私の語力では真実まではやはり判らない。中国で死痛苦が広まっているなら、多くの人が死に予備軍であり、私が死ぬ確率は比較。

 私はとにかく事が起きる(死痛苦の力が証明されるまで)時間を待つことにした。
 というより、それしか出来なかった。



約1ヵ月後
全ては真実だと判った。。

事件と噂は日本中に飛び交っていた。
マスコミやメディアでも『死痛苦』は報道され、もはや日本人で知る者は居ないというレベルまで広まった。
しかし、そこで疑問が一つ残った。
中国側においては、日本で事が起きる以前にマスコミが騒ぐ程の広まりは無かった。
中国で死者が出ているという情報は一切聞かない。あくまでも噂レベルだ。
日本国内においてのみ死者が現れている。

私は、この瞬間物語の真実が判った。
真実を知らせる為、警察へと掛けもうとして玄関口の扉を開けたその時―――



―――私は倒れた。







<謎の少年X>

僕が子供の頃、当時、4歳くらいだろうか。
窓の外で大きな気配を感じて窓辺に歩み寄り2階から転落した。
頭に大きな損傷を受け、意識不明となるも助かる
奇跡だと周囲は言ってたらしい。

この時の唯一残っている記憶が、窓へと駆け寄る自分の後ろ姿だ。

不自然な記憶にオカルト的なものを感じるも、現在の僕は、この現象を理解している。
幽体離脱でもデジャブでも脳の誤作動でもない。

窓の外に居た見えない存在は僕や人類のDNAを採取する機械だ。

必要事項に応じて必要となるデータを採取している。

全ては、ある一人の人間の記憶データを回復する為であるが、この計画は1万年以上前から始まっていた。

彼は宇宙を旅している間に事故に合い、地球に不時着した。
宇宙船は運悪く壊れていて仲間との連絡もとれなかった。