ニートロワイヤル (現役ニートが書いたニート小説)
地下なのに天井がない。映像かこか青々とした空が見える。地面に見える芝は実際に存在しているが、人口的なものの様だった。
レプタリアンは止まった。「どこへ行きたいの?」と問われる
戸惑った私。いくつもの行ける場所があるだろうが、この問いの答えは想定していなかった。
私は、あえて聞く事のリスクは追いたくなかった。無知である事がレプタリアンにとっての非常識でるかもしれないから。
「その前に、貴方はどこへ行くつもりだったのですか? 行き先が同じでないなら、これ以上の手間をかけさせるのもあれですし、降ろしていても構わないですよ」
「え?私ですか? 私は礼拝堂に行くつもりです。」
私はその返答に合わせた。「そうですか・・・実は私もなんです」
「そうでしたか、では一緒に行っても問題ありませんね」
レプタリアンはそう言うと、走り出した。走っているというのは表現が違うかもしれない、厳密に歩きながらで人間が走るスピードを出してる。
街はさながら人間社会の構造とそっくりでありながら、微妙に違うところが多かった。
レプタリアン本来の姿をしてる者たちもチラホラある。商店街にはレプタリアン様の服やレプタリアン専用の食事どころ、生きた獣をあまるごと提供してる様な店が見える。レプタリアン様な警察や消防署などもあり、レプタリアン独自の地下世界の社会が垣間見える。
どうやら、トンネル内で見た複数の脇道は全て地上と繋がっている。地上のあらゆる場所から地下に降りられる様になっていて、恐らくトンネルも一つではなく沢山あるのかもしれない。
礼拝堂は、何のへんてつも無い礼拝堂だった。教会にありがちなステンドグラスに長いす、祭られてるのはキリストの像で、人間の宗教形態と代わりはしない。
唯一の違いはいくつかの信者たちがレプタリアンの姿のまま礼拝をしてる事だろうか。
礼拝してるレプタリアンは20人ほど、礼拝堂の端っこでは、レプタリアンの子供と思われる者たちが無邪気に遊んでいる。どうやら親が礼拝し終わるのを待っている様子だ。
5分ほどして、信者たちの静かな祈りは終わった様子で、そこへレプタリアンの姿をした神父が人間の神父らしい井出たちで現れた。
神父は手を上に伸ばした、聴衆の目がそこに集まった。神父は伸ばした手を心臓にかざし、喋り始めた
「最近、人間がレプタリアンの存在に気付き始めてるのは、皆さんご承知の様ですが、私の意見を述べさせて頂くのであれば、我々は世間に堂々と顔向けするべきではないかと思うのです」
「一部の人間は私たちレプタリアンに対して誤った認識と誤解を広めています。たしかに、我々レプタリアンの中には悪行を働く者がいますけれど、その数は人間社会にある悪の数と対して変わらないのです。このまま誤解が蔓延すれば、いつか私たちは過去にあった様な魔女狩りをされてしまうかもしれない」
神父の演説を聞いていた聴衆は、うんうんと頷いている。
「ですが、私自身、正直なところ、レプタリアンの存在が受け入れらる望みは薄いと思っています。事実、我々の祖先は人間を家畜の様にしてきたし、今でさえ、政府上層部は人間を家畜の様に扱ってる。人間に我々を理解して貰うにも、まず我々の指導者たちが代わらなければいけない。」
「ですが指導者である天皇陛下は政治に関して無頓着です。実質、行政を指揮してるのは内閣府の政治家たちで・・・
聴衆は尚も、うんうんと頷いてる。
もしも、これがレプタリアンの真実、温和な者たちが多く存在してるとするなら、もしかしたら私はここで声を張り上げるのが妥当かもしれない。
私が敵意を持たない、味方になりうる存在だとアピールして、彼らとのネットワークが構築できれば・・・
だが、それは早計かもしれない。この神父の演説に共感しない者が紛れ込んでいる可能性が あるかもしれない
私は一先ず事の成行を見守った。
「やはり私たちは人間を食べずにはいられない。しかし、だからこそ我々は人間に感謝する側でなければいけないのです。私たちが子供を食べるのであればの残される遺族も考慮し処分しなければいけない。」
「我々はレプタリアンとして綺麗ごとだけでは生きられないのです。」
作品名:ニートロワイヤル (現役ニートが書いたニート小説) 作家名:西中