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ニートロワイヤル (現役ニートが書いたニート小説)

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 主犯格は病むに病まれて空爆の犠牲となった死体を食べてみた。不味くはなかった。腹が減ってれば何でも美味しく感じるらしい。

 しばらくした後、民間の船が一隻通りかかり、主犯格は救助された。助けてくれた恩も忘れて船員たちを食い散らかしたのは言うまでもない。


 あるニートは今回の事件について誰よりも悲観的に解釈していた。
 ニートが経済社会の足をひっぱりうる存在だと認識しているのものの政府のやり方が強引すぎる。
 専門家は超少子高齢化、3人に一人が老人になる時代だから、病む終えない措置だと判断しているが、そうだとしてもやはりやりすぎである訳で、この様な危険な思想が国会でまかり通ってる事そのものに大きな違和感を覚えざる終えなかった。

 ネットでの評価も支持は3%以下であり、批判意見は90%以上ある。国民から選ばれた政治家であるのだから国民の意見、世論の思想が政治に反映されてない現状はオカシイのである。

 この件に関して友人Fは以下の様に述べていた。


「人間社会はレプタリアンという人食い宇宙人たちによって支配されてる。
 人食い宇宙人は人の能力の10倍以上の体力があり、本来の体の姿を人間に似せて擬態している」

 擬態について常に維持するのは大変であり、就寝中は元の姿に戻る事が多いが、たとえば芸能人などが人食い宇宙人だった場合、カメラに撮られる機会が多い為、ほんの一瞬だけ気がゆるんで部分的に元の姿に戻ることがあるという。
 それは映像の中にコンマ1秒ほどしか記録されず、スロー再生しなければ決して誰も気付かない様なレベルで、たとえば指が6本になってたり白目が全て黒に変わったりと特徴的な傾向がある。
 詳しい事はネット上にある陰謀論情報で参照されたし 

参考サイト

https://www.youtube.com/watch?v=vtq0VnAR9vM

https://reptilianisrealcopipe.blogspot.com/search?q=爬虫類%2B見分け方

人食い宇宙人は人口の2割を占め、赤十字やWHO(世界保健機関)と癒着関係にあり、死体や生き血提供して貰ってるという事。

世界の実権を握ってるのが人食い宇宙人で彼らの祖先ははるか昔から人類を支配してきて、陰謀論でいうフリーメイソンも関わってきてる。
天皇や皇族、政治家、多くの偉い有名人もそれに該当しているらしい

 友人Fの意見については半信半疑どころか、1ミリも信用していなかった私。
 歴史で習う教科書を全て陰謀にしてしまうというのは、もし陰謀が真実でなかった場合、人類の頑張って生きてきた何千年という時間を酷く侮辱する行為に思えたから、陰謀論を容認する訳にはいかなかった。

 だが今回のニート虐殺事件にて
 
 ”人類はあくまでレプタリアンの家畜動物”

 である考え方を容認できる心構えができていた。

 できていたとしても、恐らく個人の力ではどうにもならない。日々の単純サイクルの中から抜け出すのは容易ではない。
 わたし自身が現在ニートである以上、島流しに合わない為には一刻早く働きに出なければならないからだ。
 社会の構造上、働かないと生きていけない状況においてレプタリアンと戦う事は現実的ではない。

 今さらだが、今回の事件が起こらなかったとしても、人は陰謀論やレプタリアン宇宙人の存在を信じるべきだったのかもしれない。
 それを信じたところで恐らく損害は無い訳で、油断して家畜動物にされる方がよっぽど大損害であるのだから。







<誰かの視点>
 その誰か者は前世から記憶を持っている。前世で出合った同士たちを探してる。
 同士たちに前世の記憶が保持されてるとは限らないが、過去の時代にレプタリアンを打倒するべく戦った仲間として、今世においてもどこかでレプタリアンを打倒するべく戦っている可能性があるからだ。
 魂に深く刻まれた記憶を糧に来世でも生きてしまうのが人間の本質であり、その者は同志達を探してる。
 同士と出会ってまずしなければいけないのは、知識の共有である。レプタリアンを打つべく可能な情報、あるいは身を守る情報は、生まれた瞬間から必須項目であるからだ。
 その者は偶然、前世の記憶を持っていたに過ぎない。


 その者は現在、塾の講師として世間に溶け込んでいる。先生業の傍らレプタリアンの特徴を持つ者をマーキングして警戒している
レプタリアンは血に反応する。指を切って血を見せると喜び、一瞬だけ気を抜き、レプタリアンの姿に戻りかける。
 彼の経験だとレプタリアンが身近に居るとき、定期的に生徒が塾に来なくなる。調べてみると概ねその生徒は行方不明になってる。
 食べられた。とするのが妥当である。
 だが、この問題は警察は関与しない。行政のシステムは全てレプタリアンの支配下にあるからだ。

 彼は今現在無力であるが、レプタリアンを監視する仮定で、レプタリアンの巣と思われる場所を見つけた。
 人目からは完全にカムフラージュされた集合住宅の様式の中に、地下へと続く秘密の通路があると思われる。
 上空から望遠レンズのカメラを取り付けたドローンを飛ばしてて、それを確認した。


 彼は確信していた。
 ネット社会が進歩してきてレプタリアンの情報はある程度、つかめる様になってきてる。
 統計ではアメリカ国内ではこの20年の間に3万人子どもが行方不明になってる。
 日本でも年間8万人の人口が行方不明になってる
 これはフィクションでも作り話でも無く、内閣府が統計として発表している↓

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/H25yukuehumeisha.pdf

 彼はどうするべきかはわからない。ただ情報を収集するだけであり打倒への思考は止まってる。
 しかし彼はある日、アニメ名探偵コナンの怪盗キッドを見ていて思った。
 自身がレプタリアンの態度を成りすまして内側に潜る事はできないだろうかと。
 リスクが高いのは重々承知してる。このまま塾講師としての人生を歩み、細々と結婚して、レプタリアンから避ける様に生きれば、それなりの幸福ある生活があるだろう。
 だが、彼は前世での痛ましい記憶がそうされてはくれない様だ。
 全ての元凶を滅ぼされなければいけない。
 過去、幾度と何もせずに生きた事はあった。      

 それは素晴らしいものだったかもしれないが、その背後でレプタリアンの犠牲者あってこそ、その生活は維持されていた様なものだったから。
 過去の記憶さえ無ければこのまま安穏と過ごしていただろうが、今の彼はそういう心境にはなれない。
 今までレプタリアンのしぐさを観察してきたのは何の為だったのか、恐らく、今、このときの為にあるのではなのか。

 彼の葛藤は一晩で終わった。レプタリアンの情報は自身、ひいては人類にとってどうしても必要である。防衛の為にも反撃の為にも。

 レプタリアンは夜、集合住宅街のある一つの家の庭に入っていって消える。深夜以降、奴らの監視網は弱るだろう。