何行目で挫折したか教えて欲しい物語
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二日目座談会
「遺跡には、特殊な武器があって、いわゆる持って念じるとその存在に変身するというチートな物体がある
「強く念じることが重要で、剣やナイフ、拳銃を作れる。
生物は作れないけど、動的な単純自然。たとえば火や風、水を生み出したりりを細かくコントロールしたりできる。
噂だとレーザーガンの威力がすごいとか」
乗り物にも変身させられるとか。
「ただ、最初に見つけた人は記憶をもって帰れてなかったから、それ使って戦っててたこと覚えてないから、いつも離脱地点に無造作に落ちてしまう。結果として各地に散らばるから、探そうとしてもなかなかつかめない。
「でも、おぼろげにながら記憶を覚える人ちらほらいて、その人らがその後の科学の壁ブレイクさせる訳。物凄い忍耐が必要で、何千人も死者を出した。その仕事のほとんどは死刑囚の役目だったから、同情はしなかったけど
「確かその頃にデッドワールドで宇宙人の目撃あったらしいな
あれは確か、とうめいなやつで、被害者は別に、なにかされた訳じゃなかったんだろ?
『被害者は脳をスキャンされてって言い張ってて、しばらくして自殺したんだよ』
「そうなの? ニュースになってたっけ? あっ、ネットの情報からだな!」
またそれか、また「宇宙への旅立ち」か? あんなの検索しても噂ばかりで、ろくなのないじゃん」
『いや、説得力はあるんだよね。この被害者は脳を弄られて、その後の行動を宇宙人にコントロールされて自殺した。これはあくまで実験であって、いずれ、大量の洗脳をして地球人同士で殺し合いをさせるらしいよ?』
「そういう妄想はチラシの裏をつかえよ?
『え? なにそれ?
「チラシとは1000前に流行った新聞に織り込む紙だよ。
『新聞ってなに? それ、おいしいの?
「ヤギが好んで食べるらしい。
作品名:何行目で挫折したか教えて欲しい物語 作家名:西中