何行目で挫折したか教えて欲しい物語
1話
「なあガッキーもデッドワールドいかない?」
『え? あれ危ないじゃん、モンスターでるのだよ?』
「だからこそ、面白いんじゃん。未開拓の地デッドワールド! 冒険心をそそられる!」
『でも死ぬこともあるんだよ。前もほら、ニュースになってたじゃん』
「あれはモンスターの多い地域に一人で踏み込んだのが原因だよ。監視員に成りすましてまで危険地帯に行こうとするのだから、よほど自殺願望があったんだと思うよ」
『だけど万が一にも、、、
「万が一じゃない。億の一だよ。、事件のおかげで、参加者の精神鑑定も徹底するようになったし」
『でもモンスターと戦うのでしょ、やっぱり危ないって」
「それこそハンティングの楽しみじゃないか。あの世の超自然を利用したアトラクションだってあるんだしさ、」
『えー(困っている
「もういいよ、一人でいくからさ。せっかくチケットがここにあるのに」
『ちょ! なんでそれ先に言わないのさ。 無料ならぜんぜん行きたいよ!』
「そうくると思ったよ。じゃあ、来週末あたりどう?」
『ねえ? ところでチケット5枚もってるよね? 他に誰か連れていくの? 』
「いや、これはたまたま抽選で当たったものだからさ、持て余してるんだ」
『どうするの? 捨てる?』
「そんな勿体無いことするかよw 誰かに売ろうかとおもってるよ」
作品名:何行目で挫折したか教えて欲しい物語 作家名:西中