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高木の家に高橋と一緒に出掛けた美穂は、高木と高橋の両親が結婚の話を承諾した喜びにそろそろ自分も加藤とのしっかりとした関係を約束したいと自宅へ拓真を招いていた。

「拓真、今日は本当にありがとう。高橋先生の涙で私も救われたわ。あなたが居て本当に良かった。そしてあなたと私がずっと一緒であることも嬉しいと強く感じたの」

「それほどでも無いよ。海斗は幼なじみだし、おじさんもおばさんもよく知っているから話しやすかっただけ。それより美穂はよく話してくれたよ。きっと向こうの両親もその話で安心できたと思う。おれたちがこれからあの二人を生涯の友達として仲良くしてゆくことが大切だよ」

「あなたは大人になったわ。ねえ、今日は恥ずかしいけど私も大人にして・・・」

「うん？結婚式まで今のままで居たいと言っていたんじゃないの？」

「ううん、あなたのこともっと知りたいって思っている。男と女は思い合っているだけじゃダメって感じ始めたの。高橋先生も高木くんのことを強く思えるのは、強い結びつきがあるからだと思う」

「美穂、なんだか急にドキドキしてきた。シャワーを浴びて落ち着かせるよ」

「そうね、じゃあ、行ってきて」

拓真が浴室に入ったのを見届けて、美穂は枕元のジュエルボックスから袋を一つ出して枕の下に隠した。拓真の大きなものが本当に自分の中に入るんだろうか、不安がよぎったが、きっと優しさに包まれて自然と受け入れられるのだろうと気持ちを切り替えた。

拓真と入れ替わって美穂はシャワーを浴びた。
しゃがんで入念に下腹部を洗った。
バスタオルを巻いて浴室からベッドに行く途中で部屋の明かりを落とした。

カーテンから漏れる薄明かりだけの光がベッドの上をボーっと照らしている。

「美穂、きれいだよ」

「拓真・・・恥ずかしい」

「ううん、本当だから。緊張して上手く出来なくても怒らないでね」

「そんなこと・・・あなたの思う通りで構わないの。ねえ、枕の下に付けるものがあるから使ってね」

「ああ、これね・・・うまくつけられるかな～」

「私は知らないから」

「何とかなるさ」

拓真は封を切って中身を取り出した。ぬるぬるした感触と小さなポケットがあることを確認して、なるほどと感じていた。

少しキスをして拓真は美穂のバスタオルを外した。形の良い胸をしばらく見てから手を当てると、その手を美穂は自分の手で上から重ねた。
引き寄せるように美穂は手に力を入れた。合わせるように拓真はしっかりと握る。

「あ～拓真・・・好きよ、大好き～」

「美穂、おれもだ」

反対側の手で敏感な部分に触れると美穂は足をとっさに閉じた。