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紀之介
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カップ半分だけ…
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3日目も、女性客は同じ時間に、その喫茶店を訪れます。
「すいません、コーヒーを2つ、お願いします」
ウェイトレスは、彼女に確認しました。
「…お一人で、飲まれるんですか?」
頷いた女性客は、ウェイトレスに頼みます。
「2杯、一度に持って来てくださいね。」
湯気が立つ、淹れたてのコーヒーが運ばれてくると、彼女は、それが全く熱くないかの様に、一気に飲み干すのでした。。。
作品名:
カップ半分だけ…
作家名:
紀之介