物好き…
「ここって、幽霊を見たい 物好きな人が集まる部屋なんでしょ?」
開いていたドアから入ってきた見知らぬ女性の問いかけに、大学の心霊研究会員である葉月さんが 苦笑します。
「…まあ、物好きなのは、否定はしませんけどね」
「私、お菊っていうんだけど…」
いきなり、自己紹介を始めた女性を、葉月さんは しげしげと見ました。
「─ どんな御用ですか?」
お菊さんが、満面の笑みを浮かべます。
「…幽霊が出る場所があるんで、教えてあげようと思って、来てあげたんだけど」
訝しげな表情を浮かべる葉月さん。
「…そんな場所、あるんですか?」
「うん。私が出てる場所なんだけどね」
「─ え?」
「笹本公園の、井戸の跡知ってる?」
「…北側の、金網で囲まれてるところですよね」
「そう。そこに、丑三つ時近くに来てみてよ!」
開いていたドアから入ってきた見知らぬ女性の問いかけに、大学の心霊研究会員である葉月さんが 苦笑します。
「…まあ、物好きなのは、否定はしませんけどね」
「私、お菊っていうんだけど…」
いきなり、自己紹介を始めた女性を、葉月さんは しげしげと見ました。
「─ どんな御用ですか?」
お菊さんが、満面の笑みを浮かべます。
「…幽霊が出る場所があるんで、教えてあげようと思って、来てあげたんだけど」
訝しげな表情を浮かべる葉月さん。
「…そんな場所、あるんですか?」
「うん。私が出てる場所なんだけどね」
「─ え?」
「笹本公園の、井戸の跡知ってる?」
「…北側の、金網で囲まれてるところですよね」
「そう。そこに、丑三つ時近くに来てみてよ!」