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てっしゅう
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「歴女先生教えて~」 第二十四話

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高橋養護教諭には小学校三年生になる息子が居た。離婚するにあたって親権は裁判をすることもなく自分の傍に置くことが決まっていた。そのことも高木と会う勇気となっていたようだ。
実家の母親に留守を頼んで仕事と偽って高木とここに来ていた。

「高木くんは本当に私でいいの?お母さんの年齢よ」

「おれの母さんは47歳だよ。見た目も全然違う。そんなこと言うんじゃないよ」

「うん、ありがとう」

「先生こそ落ち着いたら再婚とか考えるんじゃないのか?」

「再婚?・・・そうね、息子があなた位の年齢になったら話せるから出来るかも知れないけど、今は無理ね」

「そうだよな。子供は敏感だから新しい父さんに慣れないかも知れないな。しばらくはおれで良いということかな?」

「ずっと仲良くしたい。でもあなたは若いから心配だわ」

「おれが欲求不満にならないようにたくさん会うようにすれば安心だろう?」

「そうね、でも学校ではダメよ」

「ああ、わかっているよ。じゃあ、シャワー浴びてくるから」

「うん。」

高木は加藤と違ってマッチョではない。どちらかと言えば細身で勉強が出来るタイプに見える。
高橋は子供を産んでから少しふくよかになっていた。教職という仕事上ストレスや不規則な勤務時間などの影響で自分を綺麗に見せようという気持ちは影を潜めていた。

今の工業高校への赴任で男性ばかりの視線から多少女性としての意識に芽生えたが、相手は子供のような年齢だから、まさかこのような関係に陥ってしまうなど夢にも考えていなかった。
それほど高木は自分が好みの男性だったのだろう。いや、最初に保健室に来た時、お腹が痛いというので触診していたら、男性の部分が大きくなっていたのを見逃せなかったということも、心の大きな隙間がなし得たことだったのだ。

その時はもちろん何もなかったが、高木が頻繁に来るようになって、自分から心を開いて話しかけるようになってしまった。
既に夫とは数年間何もなくなっていたから欲求不満は限界に来ていた。
手を握られて、好きだと言われたとき普通は拒否して注意しなければならない立場なのに、黙ってしまったことが高木のそれからの行為を許す結果となった。

この日久しぶりにそして堂々と高木を受け入れることが出来た高橋は何度も何度も押し寄せる歓喜の波に我を忘れていた。
17歳の衰えない男性自身が何度も何度も要求に答えたのだった。

全てが終わってベッドでぐったりとしていた高橋は、やがて高木に背中を向くように寝返った。
そして背中が震えるぐらいに泣き出していた。
その姿に驚いた高木が声をかける。