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荏田みつぎ
荏田みつぎ
novelistID. 48090
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それから (それからの続きの・・・の続きの・・続き)

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『どう? 最初よりグッと好くなっただろ?』 ってね
何処で演奏する予定も無いのに
そんなに一生懸命になれるさんちゃんが好きだよ

あのね、わたし、初めてあなたの身体を見た時
あなたの裸を見た時にね、驚いたの
そして・・、驚いたんだけどね、その後暫くして
涙が出て来た・・

何故って
あなたは、フィリピンでの生活を面白おかしく話してばかりだったけど
その身体数ヶ所に残された刃物傷
それを見ただけで、日頃ヘラヘラしているあなたの本当の生き方を、本当に真剣に全てに向き合う姿が分かったの

だからね、今夜、あなたがわたしに応えてくれた一言
今になって、改めて思うの
わたしを選んでくれてありがとうって思うの

頑張るって言葉が嫌いだと、何時も言うあなただけど
それは、あなたが、何時も当たり前に頑張っているから

だから、嫌いだって言うかも知れないけど
これから、ずっと二人で頑張ろうね

なんだか歌の雰囲気に押されちゃった
意味不明よね

朝ごはんは、何時もの様に・・
シャワーの後、湯沸しのスイッチ・オフ忘れるんじゃないよ!
おかえりなさ~い そして いってきま~す

暫しの別れだね・・(笑)


  ・・・・・・

まあ、俺が日本に帰国してから、多恵と一緒になるまでのロングストーリー。
これまで長々と書いたにも拘わらず、お付き合いを頂きありがとうございます。

大学ノートに残した100分の1も書いていないけれど、俺と同じ様に、みんな、それぞれの生きた証が在るんだろうなと、様々な人の顔を思い出しながらのひと時でした。

多恵と暮らし始めてから、俺の周りの環境は、目覚ましい速度で変わります、まるで其れ迄の不遇を一気に取り戻すかの様に・・。
そのお陰かどうか分かりませんが、俺は、最近、目の前の人が・・特に若い人達が、敢えて、あるいは、自分自身を見失って、泥沼でもがく姿を黙って見れる様に成りつつあります。

『好いんだ、もがけるだけ、もがけ。そして、もがいた後、目の前に何が見えて来るのか、しっかりと体験しろ。それが、お前達の財産となる。ただし、その姿が、間違っていると見えたなら、俺は、何時でも昔のさんばんに戻って、その根性を叩き直してやる。』
という風に、偉そうな意識も持たねばならない年齢になりつつある自分も感じます。

だけど、あまり大人になり過ぎるな。
素直に善悪の見えるままで、大人を演じよう、所詮、俺は、ばあちゃんと一緒だった頃から抜け切れない、泣き虫の鼻垂れ坊主なんだから・・

          (完) かな



 *; 最小の家族が出来、あっという間に、家族がどんどんと増え、俺は、今、幸せを感じています。まあ、生活がありますから、いつもボ~~っとしている事など出来ないのは確かなのですが・・
最初は、この後、家族が増える様を書いて終わりにしようと思っていたのです。が、気付けば11月、もう年末から新しい年への忙しい日々が待ち構えております。
いやいや・・でも、お歳暮、お年玉などに充てる為に、稼ぐことに専念しなくては・・
背に腹は代えられない からねぇ。
また、気が向けば、楽しみに書いてみようかなと思うかも知れません。