シルエット!
『シルエット!』
【著者】山田→眠眠→大島→松田
登場人物
○男子生徒
○先輩(男)
○舎弟①
○舎弟②
○会長
○副会長
☆男子生徒、勢いよくイリ
男子生徒 恋をしたあああああああん! 僕は! 恋をしたああああああん!
☆舞台後方が白い幕(紙)で覆われる。足首から下だけは見える感じ。
裏から照明が焚かれ、幕には女性のシルエットが浮かび上がる。
男子生徒 うおおおおおおおん! 好きだおおおおおおん!
☆女性のシルエットが消える。裏からの照明も消える。
男子生徒 いやあああああああん! まってえええええええん!
☆男子生徒、その場に崩れ落ちる。圧倒的絶望。
男子生徒 もう生きてる意味なんてない! 死のう!
☆突然、とてもパンチの効いてノリの良い曲が流れ始める。
男子生徒 な、なんだ!
☆幕の裏から照明が焚かれる。幕には三人の男性のシルエットが浮かび上がる。
幕の裏の三人、ノリノリで踊り狂う。
男子生徒 なんだ、この圧倒的パウワー!
☆踊り狂ってて、なかなか出てこない。
男子生徒 …。
☆幕を突き破り先輩が出てくる。その後に舎弟①②が続く。
先輩 っぽう!
舎弟①② っぽう!
先輩 どう、やってる?
男子生徒 誰だー!
先輩 誰だ、ですって?(指パッチンをする)
舎弟① イエス、マイブラザー。(指パッチンをする)
舎弟② てーい。
☆舎弟②、男子生徒を殴る。
男子生徒 痛い。
先輩 その痛みは、私の痛み。そう。その昔、高校で現国の先生が言ってたわ。喧嘩をするのはいいって。ただし、自分のこぶしを使って殴りなさいって。相手の頬の痛みは、自分のこぶしの痛みと引き換えなのよって。
舎弟① 泣かすぜ、マイブラザー。
舎弟② うっえーん。
男子生徒 ほら、泣かないで。
先輩 ボーイ、あなた、恋に悩んでいる様ね。
男子生徒 何故それを!
先輩 それくらい分かるわ。だってー。
舎弟① だってー。
舎弟② だってー。
先輩①② 聞いてたもん。
男子生徒 なるほど!
先輩 さあ、私と一緒に来なさい。男になりたいなら!
男子生徒 いやだおおおおおおおん!
先輩 ふっ。(指パッチンをする)
舎弟① イエス、マイブラザー。(指パッチンをする)
舎弟② 君も舎弟になりなさーい。
男子生徒 いやだおおおおおおおん!
舎弟② 無理でした!(舎弟①に)
舎弟① シット!
☆舎弟①、舎弟②を殴る。
舎弟② シット!
舎弟① 次はもう少し頑張りなさいよ。
舎弟② うん!
☆舎弟①と舎弟②の熱い抱擁。
先輩 あきらめないわ。(指パッチンをする)
舎弟① さあ、あきらめて、我々と踊、るんだるんだ!
先輩 あきらめなーい!
☆先輩、舎弟①を殴る。
舎弟① あきらめなーい!
先輩 お前はやればできる子なんだよ。
舎弟① うん!
☆先輩と舎弟①の熱い抱擁。
男子生徒 もう何が何だか!
先輩 何が何だか、ですって?(指パッチンをする)
舎弟① イエス、マイブラザー。(指パッチンをする)
舎弟② てーい。
☆舎弟②、男子生徒を殴る。
男子生徒 痛い。
舎弟② 痛かったねー。
男子生徒 うん!
先輩 さあ、恋を、青春を、あきらめてはいけないの! 私と一緒に来るの。そして、ナウでヤングな男になるの! そしてあの子を振り向かせるの!
男子生徒 うん!
先輩 ミュウジック!(指パッチンをする)
舎弟① ミュウジック!(指パッチンをする)
舎弟② ミュウジック!(指パッチンをする) てーい!(自分でスイッチを押す)
☆とてもパンチの効いてノリの良い曲が流れ始める。舞台奥の照明が焚かれる。
四人、ノリノリで舞台後方に向かう。
四人が舞台後方に行くと、舞台後方が白い幕(紙)で覆われる。
足首から下だけは見える感じ。四人のシルエットが踊り狂う。
副会長 ピピッーーーー!!
突如ホイッスルが鳴り響く。
会長 確保!
男4人 なんだんだ!?
☆スプレーを吹き付けられ突如連れて行かれる男共
☆ところ変わってどこか無機質な部屋の中、声が聞こえて男子生徒起床。
男子生徒 うーん、なんだ、ここ。
舎弟① ブラザー!
舎弟② ブラザー!
男子生徒 どうした!・・はっ!
先輩 猫だましチェスト!
男子生徒 バリアー!!
☆とてもかっこいいSE
先輩 いい反応ね。
男子生徒 なぜだろう、体が軽いように感じなくもない。
先輩 リズムに乗れてる証拠よ。
男子生徒 あのミュウジックの効果なのか!
舎弟①② ふっふっふっ。
先輩 関係ないわ。
男子生徒 うおあああああああああああああん!!
会長 何を騒いでいる!
☆ドアを開けて入ってくる会長
先輩 来たわね、お邪魔会長。
舎弟① なんちゃってめがねー(棒)
舎弟② もてないやつー(棒)
会長 貴様らこの懲罰部屋に来るのは何回目だ?
先輩 十とんで一回目よ!
会長 頭のネジが飛んでるみたいだな。
舎弟① なんとなく意味はわかるよね。
舎弟② 言葉なんてニュアンスだよね。
☆会長のにらめつける攻撃、しかし舎弟は余裕の表情だ。
会長 副会長、こいつらを縛っておけ。
副会長 アイアイッサー!(いきなり登場!)
舎弟① ただで縛られると思いなさんな!
舎弟② なさんな!
副会長 五百円玉をぽいっちょ。
舎弟①② 俺んだーーーーー!!
☆舎弟を縛る副会長。 そして先輩のほうを見る
先輩 いらないわそんなの。逃げやしないわよ。
会長 ふん、おいそこのお前。
男子生徒 ・・・・はッ。(なんか意識が遠のいていたかも)
会長 お前、先ほど誰かに告白していたな?
男子生徒 そうだ!あの子のもとに行かなきゃ!
会長 待て!貴様この学校の規則を知らない訳はないよな?男女の交際は認めていない!
男子生徒 な、なんで!
会長 生徒のモラルが下がり風紀が乱れるからだ。
先輩 まーだそんなこと言ってるのね会長、不純異性交遊とでもいうつもり?
会長 そんなもの言語道断だ。発覚すれば退学ものだな。
先輩 別に付き合うことは不純ではないでしょう?
会長 確かに付き合うこと自体は不純とは言い難い、しかし学生の心は脆いものだ、少しのきっかけで理性が壊れてしまう。
先輩 付き合ったらそのうちエッチなことしちゃうって言いたいわけ?野蛮ねぇ、プラトニックの良さってのをわかってないのかしら。
会長 誰しもそうなるとは言ってないが、可能性は十分すぎるほどある、可能性がある限りその選択肢を潰すのが私たちの役目だ。
先輩 強引ね、好きじゃないわそんなやり方。
会長 これは俺の主観だが、高校生でプラトニックラブなんて意識してるやつは、よほど稀だろう、『恋をした!』なんて言ってるほとんどの奴は性的欲求、身体しか見てない奴だと思ってる。そこの男子生徒だって同じさ、馬鹿みたいに吠えてたしな。お前には反省文を書いて・・・・。
男子生徒 違う!!
会長 ・・・何が違うって?
【著者】山田→眠眠→大島→松田
登場人物
○男子生徒
○先輩(男)
○舎弟①
○舎弟②
○会長
○副会長
☆男子生徒、勢いよくイリ
男子生徒 恋をしたあああああああん! 僕は! 恋をしたああああああん!
☆舞台後方が白い幕(紙)で覆われる。足首から下だけは見える感じ。
裏から照明が焚かれ、幕には女性のシルエットが浮かび上がる。
男子生徒 うおおおおおおおん! 好きだおおおおおおん!
☆女性のシルエットが消える。裏からの照明も消える。
男子生徒 いやあああああああん! まってえええええええん!
☆男子生徒、その場に崩れ落ちる。圧倒的絶望。
男子生徒 もう生きてる意味なんてない! 死のう!
☆突然、とてもパンチの効いてノリの良い曲が流れ始める。
男子生徒 な、なんだ!
☆幕の裏から照明が焚かれる。幕には三人の男性のシルエットが浮かび上がる。
幕の裏の三人、ノリノリで踊り狂う。
男子生徒 なんだ、この圧倒的パウワー!
☆踊り狂ってて、なかなか出てこない。
男子生徒 …。
☆幕を突き破り先輩が出てくる。その後に舎弟①②が続く。
先輩 っぽう!
舎弟①② っぽう!
先輩 どう、やってる?
男子生徒 誰だー!
先輩 誰だ、ですって?(指パッチンをする)
舎弟① イエス、マイブラザー。(指パッチンをする)
舎弟② てーい。
☆舎弟②、男子生徒を殴る。
男子生徒 痛い。
先輩 その痛みは、私の痛み。そう。その昔、高校で現国の先生が言ってたわ。喧嘩をするのはいいって。ただし、自分のこぶしを使って殴りなさいって。相手の頬の痛みは、自分のこぶしの痛みと引き換えなのよって。
舎弟① 泣かすぜ、マイブラザー。
舎弟② うっえーん。
男子生徒 ほら、泣かないで。
先輩 ボーイ、あなた、恋に悩んでいる様ね。
男子生徒 何故それを!
先輩 それくらい分かるわ。だってー。
舎弟① だってー。
舎弟② だってー。
先輩①② 聞いてたもん。
男子生徒 なるほど!
先輩 さあ、私と一緒に来なさい。男になりたいなら!
男子生徒 いやだおおおおおおおん!
先輩 ふっ。(指パッチンをする)
舎弟① イエス、マイブラザー。(指パッチンをする)
舎弟② 君も舎弟になりなさーい。
男子生徒 いやだおおおおおおおん!
舎弟② 無理でした!(舎弟①に)
舎弟① シット!
☆舎弟①、舎弟②を殴る。
舎弟② シット!
舎弟① 次はもう少し頑張りなさいよ。
舎弟② うん!
☆舎弟①と舎弟②の熱い抱擁。
先輩 あきらめないわ。(指パッチンをする)
舎弟① さあ、あきらめて、我々と踊、るんだるんだ!
先輩 あきらめなーい!
☆先輩、舎弟①を殴る。
舎弟① あきらめなーい!
先輩 お前はやればできる子なんだよ。
舎弟① うん!
☆先輩と舎弟①の熱い抱擁。
男子生徒 もう何が何だか!
先輩 何が何だか、ですって?(指パッチンをする)
舎弟① イエス、マイブラザー。(指パッチンをする)
舎弟② てーい。
☆舎弟②、男子生徒を殴る。
男子生徒 痛い。
舎弟② 痛かったねー。
男子生徒 うん!
先輩 さあ、恋を、青春を、あきらめてはいけないの! 私と一緒に来るの。そして、ナウでヤングな男になるの! そしてあの子を振り向かせるの!
男子生徒 うん!
先輩 ミュウジック!(指パッチンをする)
舎弟① ミュウジック!(指パッチンをする)
舎弟② ミュウジック!(指パッチンをする) てーい!(自分でスイッチを押す)
☆とてもパンチの効いてノリの良い曲が流れ始める。舞台奥の照明が焚かれる。
四人、ノリノリで舞台後方に向かう。
四人が舞台後方に行くと、舞台後方が白い幕(紙)で覆われる。
足首から下だけは見える感じ。四人のシルエットが踊り狂う。
副会長 ピピッーーーー!!
突如ホイッスルが鳴り響く。
会長 確保!
男4人 なんだんだ!?
☆スプレーを吹き付けられ突如連れて行かれる男共
☆ところ変わってどこか無機質な部屋の中、声が聞こえて男子生徒起床。
男子生徒 うーん、なんだ、ここ。
舎弟① ブラザー!
舎弟② ブラザー!
男子生徒 どうした!・・はっ!
先輩 猫だましチェスト!
男子生徒 バリアー!!
☆とてもかっこいいSE
先輩 いい反応ね。
男子生徒 なぜだろう、体が軽いように感じなくもない。
先輩 リズムに乗れてる証拠よ。
男子生徒 あのミュウジックの効果なのか!
舎弟①② ふっふっふっ。
先輩 関係ないわ。
男子生徒 うおあああああああああああああん!!
会長 何を騒いでいる!
☆ドアを開けて入ってくる会長
先輩 来たわね、お邪魔会長。
舎弟① なんちゃってめがねー(棒)
舎弟② もてないやつー(棒)
会長 貴様らこの懲罰部屋に来るのは何回目だ?
先輩 十とんで一回目よ!
会長 頭のネジが飛んでるみたいだな。
舎弟① なんとなく意味はわかるよね。
舎弟② 言葉なんてニュアンスだよね。
☆会長のにらめつける攻撃、しかし舎弟は余裕の表情だ。
会長 副会長、こいつらを縛っておけ。
副会長 アイアイッサー!(いきなり登場!)
舎弟① ただで縛られると思いなさんな!
舎弟② なさんな!
副会長 五百円玉をぽいっちょ。
舎弟①② 俺んだーーーーー!!
☆舎弟を縛る副会長。 そして先輩のほうを見る
先輩 いらないわそんなの。逃げやしないわよ。
会長 ふん、おいそこのお前。
男子生徒 ・・・・はッ。(なんか意識が遠のいていたかも)
会長 お前、先ほど誰かに告白していたな?
男子生徒 そうだ!あの子のもとに行かなきゃ!
会長 待て!貴様この学校の規則を知らない訳はないよな?男女の交際は認めていない!
男子生徒 な、なんで!
会長 生徒のモラルが下がり風紀が乱れるからだ。
先輩 まーだそんなこと言ってるのね会長、不純異性交遊とでもいうつもり?
会長 そんなもの言語道断だ。発覚すれば退学ものだな。
先輩 別に付き合うことは不純ではないでしょう?
会長 確かに付き合うこと自体は不純とは言い難い、しかし学生の心は脆いものだ、少しのきっかけで理性が壊れてしまう。
先輩 付き合ったらそのうちエッチなことしちゃうって言いたいわけ?野蛮ねぇ、プラトニックの良さってのをわかってないのかしら。
会長 誰しもそうなるとは言ってないが、可能性は十分すぎるほどある、可能性がある限りその選択肢を潰すのが私たちの役目だ。
先輩 強引ね、好きじゃないわそんなやり方。
会長 これは俺の主観だが、高校生でプラトニックラブなんて意識してるやつは、よほど稀だろう、『恋をした!』なんて言ってるほとんどの奴は性的欲求、身体しか見てない奴だと思ってる。そこの男子生徒だって同じさ、馬鹿みたいに吠えてたしな。お前には反省文を書いて・・・・。
男子生徒 違う!!
会長 ・・・何が違うって?