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関西夫夫 ポピー3

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 タクシーは静かに高速道路に乗り、うちのほうへ走っている。花月の顔を見たら、なんか腹が減ってきた。
「花月、なんか腹減ってきたわ。家に、なんかあるやろか? 」
「冷凍のうどんとメシぐらいはあるで。あと、明石焼き買うてきたから、これでも摘んだらええわ。家に着く頃には冷めてるはずや。」
 ちゃんと夜食用の明石焼きを、俺の亭主は買ってきてくれてた。今は、熱々やが、冷えて俺でも食える温度になる。それなら、ちょうどええ、と、窓の外へ目を遣ったら、綺麗な夜景が見える。この時間になると高速も空いてて、すいすいと走っている。
「明日から仕事や。ええ骨休めさせてもろた。」
「そおやな。ええ温泉やった。メシも美味かった。」
 俺のほうは接待の食事なんて、内容も覚えてない。ちょっち煩わしい時間はあったものの、ええ旅行にはなった。
作品名:関西夫夫 ポピー3 作家名:篠義