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遊花工房.:*・★: 《2016.08.05更新》

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親指vs脳みそ


そしてギャラリーは目ン玉(笑)

数日間の引きこもり生活で、有酸素運動しなかった脳みそ。
なので意思の伝達がうまくいかず、身体のパーツもいうことを聞かない。
  (*¨)...ボー
今朝鍋でお湯を沸かし、コポコポとドリップしたコーヒーを
マグカップに注ぎいれたあと、鍋をそのまま食器の上に伏せて置いた。
その下にある皿を取ろうとしたら、鍋のバランスがズリッと崩れた。
「落ちてきそうだな…。」
そう判断した脳みそは、活性化してるときならば
瞬時に「手をどけろ!」と命令し、それを受けた親指も
機敏な動作で難を免れようとするのだろうが
なんせ酸素不足のせいか「手をどけたほうがいいかもよ?」程度で
その命令が親指にうまく伝達せず、その光景をヒトゴトのように見ていた目ン玉に
「どうしようかなぁ…?」と問いかけてるうちに、ついに鍋は崩れ落ち
そのサマをコマ送りで見ている親指を直撃した。

   ジュッッッッ!!!

熱湯を注いだ直後の鍋の熱さは、さすがの脳みそも予測できなかったらしく
哀れ逃げ遅れた親指は、軽いやけどを負った。
活性化された脳みそならここですぐに「冷水にさらせ!」と命令を送るのだが
「せっかくのコーヒーが冷めちゃうから。」と再び判断を誤り
「それもそうだね♪」とノンキな親指は、後にズキズキとした痛みに苦しむことになる。

以上《お湯を沸かした鍋で親指をやけどしたよ》
このたった一行で済む内容をドキュメンタリータッチでお送りしました(笑)

<降りかかった災難も自分が招いた痛み>
こんなふうに人間関係も結末が予測できるのに
わざと避けることもせずだまって痛みを抱えることもある。
でもそれは誰のせいでもなくて、自分の心が命令したことだから。

翌日になると このやけどの痛みも消えた。
強いな、あたし…の皮膚w