ふうふ、うふふ vol.4
オアシス
家庭の外に安住を求めても
どこか満たされないものに
気持ちが定まらない。
居場所は《そこ》じゃないんだよ。
ふと現実に目を向けたときに
小さな陽だまりが
《ここ》にあることに気づく。
闘いは終わったのかな…とか思う。
これからは《同士》なんだな…とも思う。
オアシスって…見つけるものではなく
作り出すものかもしれないな。
渇いた現実を生きて
苦し紛れにみる蜃気楼がオアシスならば
自ら潤う術を身につけなければ…。
作品名:ふうふ、うふふ vol.4 作家名:遊花