桜 舞う舞う バイバイ
明日が来る前の夜
車が跳ねる水しぶきの音
屋根から落ちてくる リズムがある雨の音
ワインはいかが?
自分で自分に問う
窓を開けて 雨の音を聞きながら 闇の外を眺める
なんにも見えない 音だけ
なんにも見えない 君も
僕らの未来は この闇のように消えた
でも
明日の夜明けは来るさ
知っている
ずっと そうだったし
明日を生きれば 光は戻ってくる
そして
また 平凡な毎日
もくもくと もくもくと生きるしかない
もくもくと もくもくと・・・
作品名:桜 舞う舞う バイバイ 作家名:海野ごはん