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てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
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「SNSの恋 ちえ」 第二話

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「娘さん東京に住んでいるんですか?何歳?」

「もう二年ほど住んでいるよ。来年30歳になる」

「似てるからきっと美人ですよね?」

「どうかな。自分の子供だからそういう見方はしないけど、優しい子だよ」

「そう言う大人の気持ちが私は好きなの。愛されたいって強く思う」

「お父さん子なんだね。今時珍しいけど」

「みんなにそう言われる。ファザコンだって」

「年上の男性に惹かれるのはそう言うことなんだね」

「うん、だからてっしゅうさんにも惹かれるよ。他に付き合っている彼女が居ても気にしないから会いましょうね。絶対よ」

「日にちが決まったら教えて。仕事は休むから」

「ありがとう。必ず連絡するから」

電話を切ってひょうたんから駒とはこのことだと思った。
最近の写真だと送ってきたちえの身体にはゴムまりのような二つの胸がハッキリと写っていた。
個人的には巨乳は好みでは無かったが、結婚前に付き合っていた女子高生も思い出せば巨乳だった。

セーラー服姿で弾けそうな胸はやはり男性教諭の視線が向かう。
卒業して交際を求められるようなことがあると聞く。
ちえの初体験の相手が美術の教諭だったことも頷けるのだ。もちろん女性側が求めていないと成立しない。

いくら教師に告白されても高校生の自分が付き合いたいなどと思うわけがない。
まして身体目的だと解ると不潔にさえ感じられる。
そんな多くの女子とは異なるちえの思いは教師との関係を簡単に受け入れていた。
今回の電話で誘ってきたのもそういう自信なのだろうか、それともまさとへの当てつけなのだろうか。

夏休みを前にした7月の後半の平日にちえは横浜へ行くと連絡してきた。
翌日の昼に品川で会いたいと指示されたので、12時に行くと返事してその日を待った。
羽田空港へ迎えに来た彼の車に乗り込んでちえはドライブの後宿泊先のホテルへと入った。
初めて彼と迎えるベッドの上で予想外のことが起こった。

彼は下手でもなく、元気が無かったのでもなく、情熱的でなかったのでもなく、ちえを満足させることは出来なかったのだ。その不満が翌日の祐紀夫との待ち合わせ後にぶつけられた。